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『きゃ』
荷台から降ろされ男達に乱暴に押し飛ばされる
子供たちも同様の扱いで、泣きじゃくる子もいた
(潮のにおい・・・)
薄暗い大きな倉庫
微かに潮のにおいがする
きっとここは港なのだろう・・・
彼らの仲間が倉庫の中にも、外にもたくさんいることが分かる
「抵抗するなよ」
『っ・・・』
手を後ろにやられ縄で拘束される
子供たちはまるで獣のように、鉄格子の中へ詰められた
「聖女様ああっ」
「えええんっ！！」
「たす、ひっく・・・たすけてぇ」
子供たちが私に助けを求める
柵の隙間から私へと伸ばされる手
掴みたいけど、その手を取りたい、けど、今の私には、どうすることも
やがて男性も同じように拘束され私の隣に乱暴に置かれた
「・・・」
『ひ』
男に顔を掴まれ無理矢理上を向かせられる
舐めるように私の顔から体を見るその目にひどく寒気を覚えた
「顔は、まあまあ悪くねえな・・・青い瞳か、目をくりぬいてマニアに売るのも良いな」
『っ・・・』
恐怖で叫ぶ声すら出ない
体が震える、今にも涙が溢れ落ちそうになる
「シスターから聞いたぜ、アンタ聖女様らしいな
てこたあまだ男も知らない生娘か・・・ますますいいな、商品としての価値は高い」
「おい、そろそろ取引先が来るぞ」
「もうそんな時間か、この女を１２番倉庫へ連れていけ」
男は私の顔から手を放した
「そっちの男はどうするんだ、現場みられたから連れてきたけどよ」
「プラチナブロンドの髪にアイスブルーの瞳か・・・マニアにはいいが
ガキならまだしも、成人した男だからなぁ・・・
一応取引先には目を通してもらうか、気に入らなければ海に捨てればいいしな」
「わかった」
「船が見えたぞー！！」
外で見張りをしていた男が目の前の男にそう告げた
「来たか、ガキどもを運ぶぞ」
「おう」
また子供たちが私に助けを求める
『やめてください！！お願いします子供たちを連れて行かないで！！』
膝で立ち上がり男達に願う
「あーあーうるさい」
『きゃっ！！』
肩を蹴られ後ろに倒れる
「こっちは商売なんだ、邪魔するんじゃねえよ」
『っ・・・こんな、ひどい、こんな外道な商売があってたまるか！！』
「黙れっての」
『うっ』
顔を殴られる
口内に鉄の味がした
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かさかさスライム(プロフ) - しゅ、しゅき‥（＾ω＾）乾いた心にじんわりきましゅ‥更新楽しみにまっとりましゅ(*^ω^*) (2018年8月1日 23時) (
レス) id: 28225f04e1 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - アラウディっ！！この展開を待ってました。きっとそうだろうと思ってました。これからも更新頑張ってください！ (2018年7月23日 11時) (レス) id: 1de7f7f4a1 (このIDを非表示/違反報告)
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