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日も落ち始めたのだろう
荷台から微かに漏れていた光もなくなった
暗い荷台の中で怯える子供たちにおとぎ話を聞かせ、暫くして子供たちは眠りに落ちた
私の膝で眠る子の頭を優しく撫でる
『・・・これから、どうなるのでしょうか・・・』
子供たちが眠ったと分かると思わず不安が零れた
車は時々止まるが、目的地に着くまで私達を出してくれる気はないよう
「まず子供たちは高値で売り飛ばされるだろうね」
『どこに・・・？』
「さあね、スペインとかフランスじゃない」
『・・・子供たちは、どうなるのですか・・・』
「そうだね、兵士として売り飛ばされるか、腹を裂かれて臓器を売られるか」
『ひっ・・・』
叫び声をあげそうになるのを口を手で押さえ無理矢理止める
『・・・なぜ、そんなひどいことを・・・シスターは』
一緒に子供たちの笑顔を育んできたシスターが、なぜこのようなことを
なぜ
悲しみで胸が痛む、涙が溢れ出そうになる
「・・・君、自分の心配はしないの」
『え』
「ああでも、もしかしたら君は殺されないかもしれないね
でも殺された方がマシだと思うことをされるかもしれない」
『し、死ぬ方が、マシなこと・・・？』
「見知らぬ男に永遠と子供を産ませ続けられるとか」
鳥肌が立った
吐き気がする
「んぅ・・・せいじょさま？」
『！』
膝で眠っていた子が起きてしまった
体の震えで起こしてしまったよう
『ぁ・・・えと・・・』
だめです
今までは怖くてもなんとか頑張って笑顔を張れたけど
今の話を聞いてしまえば・・・笑顔、笑顔を作らなければ
子供たちを不安にさせてはいけない
『・・・ごめんなさい、ちょっと寒かっただけですの』
「そうなの・・・？ぼくがあっためてあげる・・・」
私の腰に抱き着き再び眠った
『・・・ありがとうございます』
少しだけ、震えが止まった
「・・・」
男性の方を向くと、今の一瞬で寝てしまったようだ
プラチナブロンドの髪が彼の閉じた瞼を隠している
『・・・』
私も目を閉じた
(主よ・・・どうか私達にあなたの加護を)
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かさかさスライム(プロフ) - しゅ、しゅき‥（＾ω＾）乾いた心にじんわりきましゅ‥更新楽しみにまっとりましゅ(*^ω^*) (2018年8月1日 23時) (
レス) id: 28225f04e1 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - アラウディっ！！この展開を待ってました。きっとそうだろうと思ってました。これからも更新頑張ってください！ (2018年7月23日 11時) (レス) id: 1de7f7f4a1 (このIDを非表示/違反報告)
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