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 「俺、すこしだけわかった気がする」

 「?」

 『なにが』

  剣城と私は天馬に目を向けた


 「化身って、必殺技ってなにかって・・・

  化身も必殺技も、サッカーが好きだって気持ちがぎゅって固まったものだと思うんだ


  俺達が勝ったのはその気持ちが勝ってたからじゃないかな」

 「・・・かもな」

 『・・・一理ある』


  優しい風が私達の間を通り抜ける


  とても心地がよい


 「サッカー見ててくれたかな、俺達のこと」


  上を見上げると、あたたかな日の光


 『・・・』


  見ててくれたさ、絶対に


  それは口には出さなかった




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作品ジャンル:アニメ
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作者名:紫苑 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年6月4日 16時

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