従兄の大兄さんに紹介されて入居した先はアイドルの住む寮でした (ページ43)

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貴女ｓｉｄｅ

　暫く扇風機に当たっていると

　共有ルームにエアコンあんじゃん

　と思い出し、現在涼しい共有ルームでソファに寝転がりゲーム

貴『チッ・・・ジャ○ィ雑魚のくせに邪魔なんだよ・・・』

　ていうか、欲しい材料なかなか出てこね～

　あとはあれだけで新しい武器作れんのに

貴『あ、ピッケル壊れた』

陽「うおッ涼しッ」

　ゲーム画面から目を放してはいないが

　このチャラそうな声は葉月か←

　そしてすぐにまた共有ルームの扉が開く音がした

夜「あ、陽やっと起きたの？もう昼間になるよ？」

陽「昨日夜更かししちまってよ」

　どうやら私は二人からはソファの背もたれに隠れていて見え無いようだ

貴『おっしゃやっとでたぁぁ！』

陽「うお！？いたのかよお前！」

貴『おす』

夜「出たって何が・・・あ～ゲームか」

陽「つか、いるなら声ぐらいかけろよ」

貴『ゲームに集中したかったから

　や～時間内にクエストクリアできたわ』

夜「ゲーム好きだね・・・それより、いつもは部屋にこもりっきりの結が

　ここにきてゲームしているなんてめずらしいね」

貴『エアコン壊れた』

陽「うあ～・・・お前も暑さが嫌いな黒組か」

貴『そうですが、大兄さんは平気だけど

　むしろあの人は夏を楽しむ人だよ』

夜「たしかに」

　あの人夏になるたびにビールうめぇ！やらいって・・・

貴(あ、いつもそうか・・・)

　父さんとたまに飲むときに一緒に騒いでるもんなぁ

夜「結、お昼何か食べた？」

貴『いや、食ってないけど、食べるつもりもなかったし』

夜「ちゃんと食べないと夏バテしちゃうよ？なんか作るから食べなよ」

陽「お前はこいつの母親かよ」

夜「ちょ、陽！」

陽「あッ」

貴『・・・冷やし中華食べたい・・・』

夜「あ！うん！そうだね麺無いから買って来るよ！

　ついでに葵たちとも一緒に食べようか！陽呼んできて！」

陽「お、おう！」

　いってきま～すといって共有ルームから出ていった２人

貴『・・・はぁ・・・』

　近くにいた白田を持ち上げる

貴『別に気使わなくてもいいのにな～・・・なぁ？白田』

　鼻をピスピスと動かし何かを言っているようかもしれないが

　生憎私は動物の言葉はわからない

貴『同情していると思っておくよ・・・さて、人参やるか』

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