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当の彼はといえば、電池の切れたおもちゃみたいに急に静かになってしまった。さっきまでの勢いはどこへいったんだろう。
「……あの、平井さん」
『はい』
「さっきの、全部、ほんとですか」
『本当…本当やし、なんか、色々ごめん』
「…どうしよ、めちゃくちゃ嬉しいです、泣きそう」
『……なんで？』
「なんでって、私も平井さんのこと好きだからに決まってるじゃないですか」
『………えっ、ほ、ほんま？』
「好きでもない先輩にあんなベタベタしないです」
『えっ、いやっ、えっ、嬉しい、なにこれ』
「いやほんとなにこれです、万が一両想いになれるとしても、こんな感じでなれるとは」
『待って、改めて言うわ。……A、好きです』
「平井さん！！大好きです！！！」
思いっきり、彼に抱きついた。
あはは、と笑いながら受け止めてくれた彼の顔は真っ赤で、その笑顔は今までで1番きらきらしていた。
『…………あれ、そういえば浦井…』
「あ、そうそう、浦井さんがどうかしたんですか？」
『いや実は、浦井がな、』
「それ以上言うな！！！！！」
急にドアが開いて、浦井さんがものすごい剣幕で入ってきた。
「浦井さん、もしかして」
「うんごめん全部聞いてた！おめでとう！！」
「あっ…ありがとうございます」
『いやでもごめんな浦井、』
「違うんやって！俺はAに相談受けて、それを平井に…ってあーもうめんどい、とっ、とにかく俺は平井とAに幸せになってほしかったんやから！」
『…………そうなん？』
「そう！だから、おめでとう！」
浦井さんが大きく拍手をする。
なんか、彼氏との交際をお父さんに認められた時のような気分だ。
『……で、今日夜飯行ける？』
「あ、はい、是非」
『明日は？』
「明日？明日はちょっと別の予定が…」
『え〜嫌やぁ、明日もAと一緒におりたい〜！』
「…………あれ、素っ気ない平井さんちょっと恋しいかも」
『なんでそんなこと言うん〜！！！』
素っ気なくされたり、かと思いきや大声で告白してきたり、甘えん坊になったり。
相談したら逃亡されたり、かと思いきや拍手で祝福してくれたり。
ゆらゆらと起伏の激しい2人だな、と思うと同時に、その2人のコンビ名が浮かんで、彼らにバレないようにこっそりと笑った。
*
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いと(プロフ) - あすさん» リクエストありがとうございます！設定承知いたしました(^^)だいぶお待たせしてしまうかと思いますが素敵なものが書けるように頑張りますのでよろしくお願いします！ (11時間前) (
レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - リクエスト失礼いたします。krmさんで付き合っていて道中でkrm見かけて勇気出して声をかけにいこうとしたら隣には綺麗な女性いて自信をなくしてkrmさんから離れていこうとするのを引き止められるお話読んでみたいです。よろしくお願いいたします。 (5月12日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - 神楽さん» リクエストありがとうございます！高校生設定かしこまりました！誰オチでも大丈夫ですかね？(><)できるだけ長めのお話書けるように頑張ります(^^)！ (4月29日 12時) (レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - myrkとlcdの高校生設定で、友達から段々発展していくお話読んでみたいです！長編だと有難いです…！ (4月29日 3時) (レス) id: 4f1d6e068e (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - ユカさん» リクエストありがとうございます！遠距離のお話好きなのでありがたいです(^^)笑 お時間かかりますが書かせていただきますのでよろしくお願いします！ (4月28日 15時) (レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2024年3月6日 22時
