今日は君と、遠回り＿Daigo_N ページ18
特別な夢を、君にだけ。
「スローペース特急」の続編です。
36期×34期(you)
*****
思わぬ形で彼の気持ちを知ってしまった日から、気がつけばもう2ヶ月が経った。
私と彼の関係はといえば、全く変わっていない。
要するに今でも、"先輩と後輩"のままだ。
もっとちゃんと告白したい。
確かにそう言ってくれたはずの彼から、いつか何か言われるのではないかと思っているのだけれど、その時はなかなか訪れない。
いざ告白されたとして、なんて返事をするのかはまだ決めていない。でも…"その時"を待ちわびている時点で、私の心は決まっているのだと思う。
『Aさん』
舞台の出番終わり、楽屋で彼に呼ばれた。
今まで何度も見てきたはずの彼の漫才衣装に、最近は少しドキドキするようになっている。
「永見。お疲れ」
『明日って、お休みですよね』
「…あぁ、うん」
『予定あります？』
「いや、特にないけど」
『行きましょう、これ』
彼が私に向けたスマホの画面には、水族館の電子チケットが表示されていた。
「へぇ…うん、ええよ、行こう」
『良かった、ありがとうございます』
「また検索したんか、私の劇場スケジュールとか、デートのおすすめスポットとか」
『はぁAさんほんま最悪、僕の検索ネタ一生擦る気ですか』
「へへ、ごめんごめん」
お互いの気持ちはなんとなく分かっているくせに、まだ付き合ってはいない。
私は知っている。
恋愛において1番楽しいのは、この時期だということを。
翌日、駅前で彼と待ち合わせて水族館に向かった。
こんなの誰がどう見たってデートで、でもまだ一応彼は私の後輩で、頭が混乱してくる。
「…こんな早い時間に永見とプライベートで会うのすら初めてやんね」
『え？違いますよ。東京行った時もそうじゃないですか』
「あぁ…そっか」
納得して見せたものの、私にとってはあれは仕事の一貫だったのでカウントしていなかった。
駅で待ち合わせて、一緒に新幹線に乗って、カレーを食べる。
あの日のこの流れが、彼にとっては"プライベート"だったのかと思うと、可愛らしくて顔が熱くなってくる。
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いと(プロフ) - あすさん» リクエストありがとうございます！設定承知いたしました(^^)だいぶお待たせしてしまうかと思いますが素敵なものが書けるように頑張りますのでよろしくお願いします！ (5月12日 13時) (
レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - リクエスト失礼いたします。krmさんで付き合っていて道中でkrm見かけて勇気出して声をかけにいこうとしたら隣には綺麗な女性いて自信をなくしてkrmさんから離れていこうとするのを引き止められるお話読んでみたいです。よろしくお願いいたします。 (5月12日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - 神楽さん» リクエストありがとうございます！高校生設定かしこまりました！誰オチでも大丈夫ですかね？(><)できるだけ長めのお話書けるように頑張ります(^^)！ (4月29日 12時) (レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - myrkとlcdの高校生設定で、友達から段々発展していくお話読んでみたいです！長編だと有難いです…！ (4月29日 3時) (レス) id: 4f1d6e068e (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - ユカさん» リクエストありがとうございます！遠距離のお話好きなのでありがたいです(^^)笑 お時間かかりますが書かせていただきますのでよろしくお願いします！ (4月28日 15時) (レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2024年3月6日 22時
