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第7話○ ページ7

『俺が一緒に遊んであげる』



そう言われてホイホイついていくほど、
私は軽い女じゃない。




あ「…間に合ってます」



無愛想にそういい、
目の前のゲームを続けようとする。



すると、急に強い力で腕を掴まれた。




あ「いたっ」

「そんなこと言わず、来いって」


あ「ちょっと!」




相手の手を振り払おうとするが、
力が強くて全然振り払えない。


自分の無力さを再確認する。





ゲームセンターを無理やり引っ張り出さた。



あ「やめてください!」



必死にそういうが、
男は聞く耳をもたない。




怖い…!




初めてそう思った。


今までずっと隣には三ツ谷くんがいたから。
なんでかわかんないけど、
別れてからもずっといてくれたから



怖いなんて感情知らなかった。





そして狭くて暗い裏路地に連れて行かれる。



そこには人がいる気配は全くしない。




その裏路地に放り投げらた。


いたい、と思っている間に、
男は私の上に馬乗りになる。



必死に抵抗するが、
手を口で覆われ、もう片方の手で両手を塞がれているため、思うように動けない。





三ツ谷くん…

助けて






…どうしてこんな時にいつも三ツ谷くんに期待してしまうんだろう。





こんな時に限って
過去の出来事を思い出す。




三ツ谷『いつでもAのこと守ってやるから』


三ツ谷『なんか今日暗くない?なんかあった?』




あぁ、そうか。


三ツ谷くんがいつも私の期待以上に応えてくれたからだったんんだ。




でも三ツ谷くんとはもう関係ない。




私は1人でもこの状況を脱却できないかと、
必死に頭を回転させた。




その時、突然大きな音がしたとおもったら、
私に馬乗りになっていた男が倒れていた。



理解が追いつくまでに時間がかかったが、
男が殴られたようだった。









上を見上げると、






そこには三ツ谷くんがいた。

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睦月 - はじめまして!小説読ませて頂きました。面白かったです(*^^*)続きが早く見たいです(笑) (2022年4月2日 21時) (レス) id: 3944e3eebe (このIDを非表示/違反報告)
みつ(プロフ) - 三ツ谷くんと同じくらいナオヤくん好きなので嬉しい展開、、、🥺続き気になりすぎます〜! (2021年10月10日 23時) (レス) id: 241391126f (このIDを非表示/違反報告)
常時眠い人 - じ、人類の不器用代表…どうなるんだろうw更新楽しみに待ってます (2021年9月23日 15時) (レス) @page18 id: 7c01fc8068 (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - 小川優さん» コメントありがとうございます!!そういっていただけて嬉しくて、私がニヤニヤしてしまいますニヤニヤしてしまいます!(笑)実はナホヤくんも好きで挟まれたいという願望から書き書きしてます!これからもよろしくお願いします! (2021年9月20日 19時) (レス) id: f8afc1b549 (このIDを非表示/違反報告)
小川優(プロフ) - ニヤニヤが止まらないです!笑笑 ナホヤ君がカッコ良すぎてツラい (2021年9月19日 13時) (レス) id: 1ba1957d47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさ | 作成日時:2021年9月7日 1時

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