悩ませないで! ページ13
A side.
土曜日当日。
結局、私は白色の半袖のフリルシャツに赤のロングスカート、ハーフアップにまとめた髪、甘すぎないピオニーのお気に入りの香水をかけて部屋の中で迎えを待っていた。
「あ〜、緊張する…。」
そんな独り言は無機質な部屋に吸い込まれていくだけだった。
この日がくるまでどれだけ心臓は早く脈打ったのだろうか。
そんなことを思っても実は楽しみにしていたりするのだ。
「メイクこれで大丈夫だったかな…」
もう一度鏡を見て顔をチェック。
目尻に多くのせたピンクのアイシャドウを甘くしすぎないためにブラウンでぼかしてみた。
鏡の前であたふたしていると遂にあの音が鳴る。
ー
ピンポーン
「はーい!」
ドアを開けるとエイジさんが少し驚いた顔をして立っていた。
(え、変なところでもあるかな…)
エ 「すごい可愛い!似合ってる!」
「えっ…本当?、ありがとう」
まさかこんなに褒めてもらえるとは。
恥ずかしくてエイジさんの顔を見れなかった。
エ 「ふふっ、ねぇ、照れてるの?笑」
「もうっ!笑わないでよ!」
エ 「はいはい、Aさん行くよー」
そう言って彼はスタスタ歩いていってしまった。
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Nanatsu(プロフ) - コーヒーゼリーさん!作品最後まで読んで頂きありがとうございました(o^∀^o)次も楽しみにして頂けてとても嬉しいです! (2019年8月8日 0時) (レス) id: f4bd641282 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒーゼリー - 作品終わりましたね!!凄くよかったです!今度書く、幼馴染みとか短編集も楽しみにしてますね!! (2019年8月7日 18時) (レス) id: 848e04a385 (このIDを非表示/違反報告)
Nanatsu(プロフ) - コーヒーゼリーさん、ありがとうございます!気長に待って頂けたら幸いですm(。v_v。)m (2019年7月29日 2時) (レス) id: f4bd641282 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒーゼリー - めっちゃ内容好きで、読ませてもらってます!夢主ちゃんの過去凄い深そうですね…。続き楽しみにしてますね! (2019年7月25日 23時) (レス) id: 848e04a385 (このIDを非表示/違反報告)
Nanatsu(プロフ) - かなとさん、教えていただきありがとうございます!完全に見落としていました…! (2019年7月15日 17時) (レス) id: f4bd641282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nanatsu | 作成日時:2019年7月15日 16時