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【五条side】



Aを硝子に奪われた上に着物寄越せと要求され、俺は不貞腐れた状態で自分の部屋に行った。

荷物を下ろして、クローゼットから着物が入ったままの箱を出す。
ヤベ…ハンガー買って箱から出しとくべきだったか。

合わせて買った帯や雪駄や小物も出したら思ったよりも量があることに気付く。


五条「傑ー運ぶの手伝ってー」

夏油「いいよ」


そうだ。
今すぐ出かけるわけじゃねーし、ジャケットは脱ぐか。

ダウンジャケットを脱いで床に放る。
寮内は一部暖房をつけているからか意外と暑い。

傑と手分けして箱を持ち、部屋を出た。
そして平然と女子寮エリアに入る。

硝子の部屋は一番奥の角部屋。
その手前に歌姫の部屋があるとか言ってた。


五条「しょーこー」


腹いせでしつこいくらいにノックをする。
ドアを開けた硝子は「うるさい」と眉間に皺を寄せていた。


五条「一式持ってきた」

家入「ご苦労。置いて」


ドアを開いて招き入れてもらい、ベッドに座るAと目が合う。
Aは頬を赤く染めた後、恥ずかしそうに目を逸らした。


可愛い。


家入「よし、出てけ」

五条「はあ?イヤだけど?」

家入「根性焼きって知ってるか?」

五条「失礼しましたー」


着物置いた途端にこれかよ。
俺たちのことなんだと思ってやがる。

渋々部屋を出たら見事に鍵まで閉めやがった。


夏油「そう怒るなよ。硝子はタメの友達が出来て嬉しいんだよ」

五条「…わーってるよ」


俺だって大事にしてくれて嬉しいよ。


.

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作者名:更紗和金 | 作成日時:2023年12月18日 21時

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