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【Aside】
五条「はあ〜？Aの着付けは俺がやります〜」
家入「させるわけないだろ。着物だけ寄越せクズ」
五条「イヤだ」
夏油「悟、大人しく硝子に任せな」
家入「そーゆーこと」
A「…お」
悟は絶対納得してない様子だけど二人に言われてムッとしたまま黙り込んだ。
硝子ちゃんに肩を掴まれて引き寄せられた私はちょっと足がよろけてしまう。
転びはしなかったけど、少し硝子ちゃんに凭れてしまった。
家入「ごめん。平気？」
A「うん、ありがとう」
家入「先に私の部屋行ってるから着物持ってこい。んじゃ」
A「ぁ…悟、傑くん。また後で」
夏油「時間は全然大丈夫だからごゆっくり」
硝子ちゃんと手を繋ぎ、引かれるまま歩き出す。
こんなに強引な硝子ちゃん珍しい気がする。
確かに悟に着付けてもらうのはまだ恥ずかしいから助かったけど。
家入「勝手に話進めてごめんね」
A「ううん。私は平気だよ。私もさすがに悟に着付けてもらうのは抵抗があったから、むしろありがとう」
家入「そりゃまだしてなければそうだよね」
A「は…はい…」
家入「くふっ…ごめん。ちょっと揶揄った」
部屋に入ってベッドに二人で並んで座り、悟が来るのを待つ。
硝子ちゃんは煙草吸ってるって悟が言ってたけど部屋の中は全然匂いしないんだよね。
どこか喫煙所とかあるのかな。
家入「実はね、五条がAに着物買ってから着付けの勉強したんだ」
A「え…えっ…！」
家入「五条にさせたくないなら私が覚えなきゃと思って。じゃないと説得力も何もないでしょ」
硝子ちゃん、優しい、カッコいい…
抱いてってセリフこういう時に言うのかな…。
すごいキュンとした気がする。
A「ありがとう…」
家入「お安い御用だよ」
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作者名：更紗和金 | 作成日時：2023年12月18日 21時
