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【五条side】



家入「こんな簡単なの、あんな遠回しに言うことあるか?」


硝子と銀座に来た。
値段は気にしなくていいって言ったら硝子は色んな店を転々としながら真面目な表情で服を吟味してる。


家入「買い物は買い物でも素直にAの服を選んで欲しいでいいだろ。言うまで長い」

五条「そんな長い会話もしてなくね?そんなに遠回しでもなくね?」

家入「男なら潔く言え。スパッと」

五条「男に対するパワハラだと思いまーす」

家入「私が一番にAとデートするぞ」

五条「すんません」

家入「三越行くぞ」


メイン通りのブランドじゃ気に入らないらしくデパートに入る。


一応硝子に相談する前に女物の雑誌とか見たけど男の俺じゃAの好みそうなやつとかイマイチ分からなかった。
着て欲しいのはいっぱいあるけど…。

傑だと女の趣味も少し違うから絶対ぇ揉める。
同性である硝子なら安心して任せられると判断した。


家入「どういうの着て欲しいとかないの?」

五条「え…あるはあるけど」

家入「何?ワンピース?スカート?それともパンツ?」

五条「なんかスカート」

家入「フレアかプリーツか…」

五条「つーか俺の好み訊いてたら硝子に頼った意味ないじゃん」

家入「何言ってんの?アンタが選んだやつの方がAは何倍も喜ぶよ」

五条「っ…!」


それは…嬉しい、けど…


家入「照れてんの?ウケる」

五条「うっせ…!」


.

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作者名:更紗和金 | 作成日時:2023年12月18日 21時

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