黒猫の姿になって貴方と歩む【五条悟】 (ページ2)

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【Aside】

家入「それはそれとして、初詣行くぞ」

五条「はあ？これからかよ」

夏油「一応明日まで露店は出てると思うけど、こういう事がないと夜に皆で出かけないし、せっかくだから行ってみないか？」

五条「んー…」

悟は正直眠いんだろう。
でも二人が誘ってくれている以上、待たせたし断りにくいんだろうな。

A「悟、私も皆で初詣行きたいな」

五条「行くか」

家入「即答」

夏油「Aがいると本当に助かるよ」

基準私でいいのかな…。
なあ悟がいいって言うなら丸く収まるわけだし、それはそれで良かった。

五条「なあA。もう一回人の姿に戻れねえ？」

A「う、うーん…どうかな。どうすれば出来るんだろう」

前はイメージというか、強く願うと一時的に人の姿になれるみたいなシステムだったけど、今回はそういうの全然出来なかったしなー…

！？

家入「お」

ボンッと白い煙が立ち、地に足がつく。
あれ、これって…

手も足も身体も人そのもの…あれ？なれた？
前と同じシステムに戻った？？？

五条「？どうやった？」

A「え？えー…人に戻りたいなーって？ってかヤバ。寝間着のまま」

家入「セーラーじゃないね」

A「多分だけどその時着てた服のままなのかも。最後に着てたの寝間着だったし」

夏油「じゃあ前は最後に着ていたのがセーラー服だったのか」

A「たぶん」

何でセーラー服にされたかは知らないけど。

セーラー服、悟の家にそのまま置いてきちゃったかも。
今すぐ必要なわけじゃないけど、次いつ行けるかな。

寮の中は暖房が効いているからこの格好でも意外と平気だなーなんて呑気に思っていると硝子ちゃんが私の手をがっちり掴む。
どうしたのかと彼女を見ると心なしか目がキラキラしているような？

家入「五条。この間買った着物出せ」

五条「んえ？」

家入「着せるって言ってんだよ」

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