同居人のリュウセイ3

ホテルマン ページ8

…



『……い、いやいやいや。…ちょっと待って？ホテルマンってさ、顔がよければいいってことじゃないんだよ？それくらい分かるよね？藤井君？』




なんやこいつ、馬鹿にしてんのか




藤井『ふん、それくらい分かっとるわ』



『あぁ、うん。よかった、』




藤井『客を部屋まで案内する仕事やろ？』





『……はぁぁ？違う違う！全然違う！まずさ、細かな目配り気配り心配りなの！藤井君それの欠片もなくない？』




藤井『目配りぐらいできるわ』





『ほら、またスマホ踏んでる』





藤井『うおっ、』




まだ、あんのか。
Aちゃんが指をピント立て誇らしげに話す



『必ずしも、日本人が来る訳じゃないじゃん？……だからさ、語学も堪能じゃないと採用されないと思う。』



藤井『あ、語学なら堪能やで！一応標準語も話せるし、関西弁もはなせるやん！』





『視野が狭いっ！…もっと、グローバルに考えて！』







藤井『何がグローバルやねん！』





『なんか話せないの？中国語とかスペイン語とか。この辺なら沢山使えそうじゃない？』






藤井『…中国語とかスペイン語とか言う前に……英語があんまり話せへん』






何を隠そう、英語の成績はずっと2やった気がする

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