同居人のリュウセイ3 (ページ9)

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努力ページ9

…

でもさ、どうせならその夢、叶えてみたいと思わん？

藤井『えっと…Aちゃんはなんか喋れるん？』

『んまぁ、英語は。……流暢には喋れないけどね、あ、あと…大学でちょっとオランダ語やってた。』

藤井『……それやん！…英語とオランダ語…俺に教えてや！』

『は、はぁ？だってそんな…人に教えられるようなもんじゃないし……』

藤井『ええよ！とりあえず人と話せるくらい！』

『それって。結構高レベルじゃない？』

藤井『ええやん！』

…これで、俺も…ホテルマンになれるんかな

『まって、藤井君どのレベルなわけ？…そんなに期待はしてないけど……』

藤井『ちゅ、中学校…ぎりぎり分からないくらい……？』

『はぁ？』

めっちゃ呆れられた。そらそうか。
なんでこんな男が今で会社で働けてたんかってな

『入社試験とかどうしたわけ？』

藤井『なんか、適当に……』

『うわぁ、よく採用されたね…まぁ、でも次は、そう言う訳には行かないと思うからね。

勉強するならしっかりしないと。…ね？』

……うそ、

教えてくれるん？

『…せっかくなんだから藤井君の夢。叶えてみたいかな～って思ったから。』

藤井『ほんまに？ほんまに！』

俺はAちゃんの手を握るとブンブンと振った