気がかり ページ31
…
翌日、
いつも通りの日々を送っていた。
うん、私はね?
…当の藤井くんはホテルの採用試験へと向かっていたのだ。
今日は、半導体をマジマジと見つめ続ける職場にいながら……ちょっとだけ……うん、ちょっとだよ?
藤井くんのこと考えてた。
大丈夫かな……?とか、
ヘマしないかな……?とか。
ずっと、ぼーっとしてたら定時になってて。
はぁ、うっすい仕事をしてしまった…とか、後悔してたけど……
藤井くんのことが気になるのも確かで、私は急いで家へ帰った。
……
『…ただいま〜』
藤井『……おー、おかえり。』
『あー。藤井くん。お疲れさま』
藤井『うん。』
なんか、どうだった?とか聞きたいけど私が聞くことじゃないかーと思ってやめた
藤井『ん。』
藤井くんが顎で私の携帯をさすので、見てみると
『……あ、お見合いだ。』
お見合いの日程と仲人さんの名前がびっしりと書かれていた。
こないだまで画像の保存さえもできなかった人がよくこんなのできたな。
藤井『どこのホテルでやるん?』
『……虹色帝国ホテル…知ってる?』
藤井『あぁ、おん。』
いや、こんな下々のものが行ける場所じゃないけどね
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作者名:ぷよ | 作成日時:2019年3月14日 23時