感謝感激 ページ30
…
藤井『それでさ、……』
『うん。なに?』、
藤井『ん、まぁ、落ちるにしても受かるにしても……あの、ここまで来れたのは……高広さんのおかげ……なんで』
『うん。』
高広さんだって。
珍し
藤井『その………………ありがとう。』
……
うおっ
なんか今感謝された?
あの、私に憎まれ口ばっか叩く藤井くんに?
感謝された?
『……えっ、どうしたの。』
藤井『いや……別に』
『なんなの、その感じ悪さを取り戻す感じは。』
藤井『ふっ、……でも、とにかく俺。頑張るわ』
『そうだよ。水分とか摂りすぎるとトイレ行きたくなるからね〜』
藤井『そうなったら、ちゃんと申し出るわ。』
『私、人事部だったけど面接中にトイレいった人見たことないから。
…でも、
藤井くんは藤井くんなりに。頑張って。
君の頑張りはわたしがいちばんよく見てきたから。』
そう言うと、藤井くんは少し照れくさそうに笑った
藤井『そうやな。……頑張るわ。そんで通ったら、ディナー券。あげるな?』
『えー、いいよ。もっと他の可愛い女の子にあげな。』
そう言ってまた笑った。
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作者名:ぷよ | 作成日時:2019年3月14日 23時