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「分かってねーぜ、お前。
オレは忠告してるんじゃない、命令してるんだぜ。」
鼻血を拭きながら何を言ってるんだろうこの人。
ボクは内心でツッコミを入れるだけの余裕を取り戻していた。
「もっと分かりやすく言ってやろうか。
足を斬り落とす。二度とつかない様にな。
取り返しのつかない傷口を見ればお前も分かるだろう。
だが、その前に最後の頼みだ。｢まいった｣と言ってくれ。」
ハンゾーは腕から仕込み刀を出し、ゴンに脅しを掛けた。
数秒の沈黙。そして、ゴンが口を開いた。
「それは困る！」
ハンゾーもボクも含めて、空気が固まった。
「足を斬り落とされちゃうのはいやだ！
でも、｢まいった｣って言うのもいやだ！
だからもっと別のやり方で戦おう！」
何の躊躇いも遠慮もなく、ゴンはそう言い切った。
いや、普通そういうのは口に出さないものじゃん。
ああもう、そんな状況じゃないのに。
ボクは思わず笑みをこぼしていた。
「なっ……テメー自分の立場分かってんのか！」
流石にハンゾーも怒りを隠せないらしい。
まぁそうだよねぇ。
横の2人を見ると、呆気に取られた表情で固まっていた。
後ろの方からは笑い声が聞こえる。
片方はヒソカで…もう片方は、えーと、体格のいいおじさん。
「勝手に進行すんじゃねーよ！
マジでその足たたっ切るぞコラ！」
「…それでも、オレは｢まいった｣とは言わない！
そしたら、血がいっぱい出てオレは死んじゃうよ。」
「む……」
「その場合、失格になるのはあっちだよね？」
ゴンが、立会人であるマスタさんに聞いた。
声を掛けられるとは思ってなかったのか、マスタさんはちょっと動揺している。
「あ、はい。」
「ほらね。それじゃお互い困るでしょ？
だから考えようよ。」
「……」
至って真剣にハンゾーを見るゴン。
ゴンのペースに呑まれて困惑するハンゾー。
「もう大丈夫だ。」
安堵と呆れを含んだ声でクラピカが言う。
「完全にゴンのペースだよ。
ハンゾーも、我々も全部巻き込んでしまっている。
全く…」
さっきまでの殺伐とした空気はない。
一瞬で、こんなにも緩んでしまった。
……やっぱり、ゴンは面白い。
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星咲夜空@スマホ(プロフ) - 白瀬さん» 別アカから失礼します。返信遅くなって申し訳ありません！文字数制限やモチベーションと戦いつつ頑張ります！コメントありがとうございました！ (2019年11月7日 21時) (
レス) id: 2efeb2cec1 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬 - とっても読みやすいです。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年8月22日 1時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
星咲夜空(プロフ) - 気まぐれ猫さん» あー､それはちょっと難しいですね｡そうなると台本書きになってしまうし､意外と文字数を使うので…｡でも､誰が喋っているのか分かりにくい個所は何個かありますね｡後々直していこうと思います｡感想とアドバイスコメントをありがとうございました！頑張ります！ (2019年1月12日 12時) (レス) id: b950053151 (このIDを非表示/違反報告)
気まぐれ猫(プロフ) - 面白いです！出来れ場ですけど「」の前に誰が喋ってるか書いてくれると嬉しいです！更新頑張って下さい！！ (2019年1月11日 21時) (レス) id: 5edabe2416 (このIDを非表示/違反報告)
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