【名探偵コナン】蘭の妹はチートな人見知りです

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角谷「でも､俺はてっきりこの近くに住んでる人かと…」

うん､私達もそう思った｡

綾子「そ､そんなはずないわ…この辺りに家は､橋を渡ったずーっと向こうに二､三軒あるだけで､こっち側は山を1つ越えないと…」

ますます包帯男の正体が分かんないよ…｡
でも､とにかく警察に連絡する事に｡

園子「うふふ…わくわくしちゃうね!」

蘭「え?」

園子「だって､これってまるで映画みたいじゃなーい!筋書きはきっとこうよ!
人里離れた別荘に閉じ込められた8人が､森に潜む殺人鬼に次々と殺されていく…そして最後に残った美男美女の2人は見事殺人鬼を倒し､めでたく結ばれてしまうのよー!」

春菜「園子……それをさっき死にかけた人(わたし)の前で言う?」

園子「え?あっ……ご､ごめん｡無神経だった…」

春菜「ううん､大丈夫…気は紛れたし｡ただ､洒落にならない時もあるよって話だから｡」



「何!?電話が通じない!?」

綾子「えぇ…昼間はちゃんと通じたのに…さっき雷が近くに落ちてたから､それで電話線が切れたのかしら?」

高橋「あ､あいつだ…あの包帯男が切ったんだ…あいつが…あいつが…」

取り乱した高橋さんは､外に飛び出してしまった｡
……本当に包帯男が切ったんだとしたら､何の為に切ったんだろう｡



高橋さんはこの雨の中､つり橋の方へ走っていった｡その後を私達も追いかける｡
すると､ちょうど橋の部分で立ち止まった｡どうしたのかな?

高橋「あ…あ…あ…」

角谷「なんだ?どうかしたのか?」

釣られる様にその視線を追うと……橋が､落ちていた｡
これはつまり､帰るのが難しくなったという事で……｡

角谷「は､橋が落ちてる…」

綾子「ど､どうして…?」

太田「自然に落ちたんだろ?相当ボロだったからな､このつり橋…」

コナン「違うよ!誰かが切ったんだよこれ…ほら､見てよ!つり橋のロープがつないであったこの柱…」

コナン君に言われてその柱を見る｡……うわ｡
その柱には無数の切り傷｡ロープがつながれていた部分が集中的に切られている｡

太田「な､何だよこれ…ズタズタじゃねーか…」

角谷「そうか…誰かが刃物を使って…」

綾子「で､でも……いったい､誰がこんな事…」

高橋「あ､あいつだ…これもあの男が…」

目に見えて怯えている高橋さん｡

知佳子「何が包帯男よ!バカバカしい!
森で女の子を襲ったのも､電話線を切ったのも､橋を落としたのも､みんな私達を驚かすため!
その人は､私達が怖がってるのをみて楽しんでるだけよ!」

……そんな事､ない｡
あの時の殺意は本物だった｡本当に､私を…｡

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ラッキーめいげん[現在､全31言]

静香「アホ！命に人のも自分のもあらへん!奪ったらアカン大事な物や!それを絶つアホは､みんな人殺しと同じやねんで!なんぼそれが自分の物でもな!」

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