【名探偵コナン】蘭の妹はチートな人見知りです

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コナン君が執事さんに何か話しかけていた｡ここからじゃ内容は聞こえないけど…執事さんの顔色が悪くなったのは確認できた｡
ひょっとしてあの人は…………い､言った方がいいよね?これ…｡

ガウガウガウ
小五郎「うわっ､何だ!?」

私が悶々としていると､犬が大きな声で吠えていた｡思わずビクッとなってしまったのは悪くないはず｡

コナン「助けておじちゃん!」

依頼人さんが犬を宥めてくれて収まった｡

コナン「木のそばに転がったボールを取りに行ったら､いきなり､この犬がー;;」

なるほど…そういう事か｡…わ､私が分かったならお父さんも分かるよね?私が言わなくてもいいよね?

小五郎「何!?木のそばに犬…?当たり前か…こんなでかい家なら犬の一匹や二匹…」

お父さん…そうだけどそうじゃないよぉ…｡

コナン「この犬､よその人なら誰でも吠えるみたいだね…」

旦那様「ああ…うちの番犬は優秀だからな…」

コナン君ナイス!…あ､執事さんが逃げようとしてる!?そうはいかな…

小五郎「どこに行くんですか､麻生さん?」
ギクッ

っと……もう大丈夫かな｡

小五郎「何か変ですなー､あなたの言ってる事は……犯人が､あの木を登って逃げたのなら､番犬は吠えまくってるはずだ！おそらく犯人が逃走した後も！」

コナン(そうそう､その調子…)

小五郎「だが､後でかけつけたお手伝いさん達は､あなたの叫び声以外何も聞いていない…それに､犯人を見たはずのあなたの証言は､あやふやな点が多すぎる…」

考えてみれば､確かに｡声の特徴も分からないのはちょっと変だ……うぅ､気付かなかった｡

小五郎「黒ずくめの男なんて､最初からいなかったんじゃないんですか?麻生さん?いや…誘拐犯人さんよ!!!」

お父さんがそう言った事によって､麻生さんは自白した｡動機は話してなかったけど……とにかく､これで一件落着!

「だ､だんな様､お電話が！」

旦那様「ん?何だ､こんな時に!?」

「そ､それが…」

《3億円は用意できたかな…?》

旦那様「だ…誰だ！おまえは!?」

……一件落着だったら､よかったのにね｡

《クックックッ…何をいってる､さっき電話しただろ?あんたの娘を誘拐した男だよ…》

旦那様「バ､バカな､だって犯人はもう…」

小五郎「きさま､やっぱり仲間がいたのか…」

執事「いいえ､お嬢様を誘拐したのは､本当に私一人で…し､信じてください！」

この人の言っている事が本当なら……その子は一度誘拐されて､その場所から､また誘拐されたんだ…!

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ラッキーめいげん[現在､全31言]

静香「アホ！命に人のも自分のもあらへん!奪ったらアカン大事な物や!それを絶つアホは､みんな人殺しと同じやねんで!なんぼそれが自分の物でもな!」

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