【名探偵コナン】蘭の妹はチートな人見知りです

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銀髪さんの怖い顔を思い出していると､ふいにお父さんに声を掛けられた｡

小五郎「春菜！ちゃんと面倒みてろ！」

へ?………あ､コナン君か｡みれば不思議そうな顔をしたコナン君が持ち上げられていた｡あーあ｡

春菜「ダメだよ､コナン君…私のお父さんの邪魔しちゃ…」

まあ､会話を盗み聞きしたヤツが言っても説得力ないけどね｡

コナン「う､うん…」

さて､私も盗み聞きを再開しよう｡

小五郎「その男の顔は見てないんですか?」

執事「あたりが暗くて顔までは…」

要求は､一か月間､会社を閉鎖する事｡…お金じゃなくて?しかも庭の隅から現れて木を登って逃げたって…忍者みたい……いや何考えてるの私｡

コナン「で?その男の声の特徴は?」

執事「た､高かったような低かったような……?」

コナン「うーん､あまりはっきりしませんねー…」

ちょ…何やってんのコナン君｡お父さんにゲンコツ食らってるし…さっき言われたばっかりなのに；
えっと…ついさっきお金も要求されたらしい｡声は変えられていたみたいだけどね｡にしても…｡

春菜「………使用済とはいえ3億も用意出来るのか…｡」(ボソッ

こんなお屋敷の主なら出来るのかな?…その事を聞いた途端､執事さんの顔色がさらに悪くなった｡どうしてだろう…?

コナン「ねえねえおじちゃん､あそこの犬がね…」

え､犬?…あの木の傍にいる3匹の大型犬か｡吠えられでもしたのかな?

小五郎「うるせぇーっ！ガキはすっこんでろ！春菜！そのガキから目を離すな！」

…怒鳴られてるね｡しかも私に飛び火してきたよ｡

春菜「はいはい…」

コナン「ちぇっ…」

不満そうなコナン君｡構って欲しいのかな…聞いてあげた方がいいかなぁ？そんな事を考えていると､コナン君がボールを蹴り始めた｡その様子が新一そっくりで…思わず声を上げてしまった｡

春菜「コナン君､サッカーうまいんだね！まるで新一みたい…」

コナン「う､うんまあね…」

そう言えば新一も､よくやっていたっけ…｡【頭がさえるんだ】とか言って｡私はコナン君の動きを見つつ､事件について考え始めた｡

ポン ポン ポン

そもそもこの事件､違和感があるんだよね｡途中で要求増えるし､姿を見せててその時に話もして……そうじゃん!なのに電話では声を変えてるよね!?…なんで?……そこが分からないんだよねぇ｡まさか犯人が二人いる訳じゃあるまいし…｡

ボン
コナン「あ!」

お父さんにボールがヒットしていた｡うわぁ痛そう…;;
って､あれ?

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8

ラッキーめいげん[現在､全31言]

静香「アホ！命に人のも自分のもあらへん!奪ったらアカン大事な物や!それを絶つアホは､みんな人殺しと同じやねんで!なんぼそれが自分の物でもな!」

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