【名探偵コナン】蘭の妹はチートな人見知りです

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〜毛利探偵事務所前〜

黒歴史はおいといて蘭姉の事について熱く語っていると､目的地…自宅が見えてきた｡

春菜「あ､ここだよ｡私の家…今日からはコナン君の家でもあるね｡」

にしても｡なんかこの子､普通の子って感じがしないんだよねー｡なんでだろ？ギフテッドってヤツかな？

コナン「あ､あのさ…春菜……じ､実は…オレ…」

一人称オレなのかー､猫被るのうまいなー……うん､現実逃避いくない｡

コナン「ほ､本当は…！」

ドドドド
ドカッ

誰かに思いっきりぶつかられた｡誰よ…って､お父さん！

春菜「何事よ､お父さん！こんな夜遅くに…」

麻雀とかなら蘭姉に止められるはず…じゃあ何だろ？

小五郎「フフフ…仕事だ！」

春菜「え？」

何でも､依頼人の娘さんが黒ずくめの男に誘拐されたらしい｡おいおい､普通は警察じゃ……あ､脅迫とかそういうヤツかな｡

コナン「春菜姉ちゃん､ボク達も行こう！」

春菜「…え？」

言うやいなや､コナン君は私の手を取って駆け出した｡ちょ､蘭姉に怒られるからやめてぇ！？







小五郎「フッフッフッ…事件だ！事件だ！事件がオレを呼んでいる…この名探偵･毛利 小五郎をなあ！」

コナン・春菜『“名”じゃなく“迷”探偵でしょ…』

小五郎「え゛！？」

もうタクシーに乗ってしまったので抵抗は無駄だと察した私は､コナン君の事が頭から離れないままお父さんの言葉を聞く｡

小五郎「なんでお前が乗ってんだ！蘭に怒られても知らねぇぞ！？」

春菜「蘭姉に怒られたら秒で土下座する覚悟はあるから大丈夫｡あと､私じゃないよ！この子が引っ張るから…」

コナン「お車！お車！わーい♪」

ごめんねコナン君､めっちゃわざとらしい｡

小五郎「なんだコイツは！？」

春菜「阿笠博士の親戚の子よ！」

小五郎「降りろー！仕事の邪魔をする気かー！」

春菜「高速道路で降りれる訳ないでしょー！」

その後､コナン君そっちのけで言い合いをしていた｡いつの間にか､コナン君に抱いた違和感や既視感も頭から消えていた…｡





〜弥生町・谷家〜

もうここまで来たら､私も出来る事をやろうと思うので､お父さんと依頼人さんの話に聞き耳を立てよう｡

小五郎「これまでの話を整理すると…誘拐されたのは､この家の一人娘谷晶子さん､年齢10歳…」

ふむふむ…その子が､黒ずくめの大男に誘拐された､と｡
黒ずくめか……あの銀髪さんを思い出してしまったのは､不可抗力だ､きっと｡

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静香「アホ！命に人のも自分のもあらへん!奪ったらアカン大事な物や!それを絶つアホは､みんな人殺しと同じやねんで!なんぼそれが自分の物でもな!」

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