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神童「大丈夫か!?」
『うん、ちょっと捻ったみたい...ッ...あっ先に行っててゆっくり行くよ。』
神童「そんなことできるわけないだろ。ほらっ乗れおぶって行く」
『えぇっいいよ!!申し訳ないし...私の不注意だし。』
神童「いいから!!」
そういうと、神童は照れくさそうに背中を向けた。Aはしぶしぶと神童におぶられることにした。
神童「走るからしっかり捕まってろよ。」
『うっうん。』
Aはしっかりと相手に捕まる。
神童「...あのさ、A。」
『なに?神童くん』
神童「その...神童くんって辞めないか?」
『えっ?』
神童「あっいや、その...なんていうか俺達だけ名前で呼んでるし、なんか距離感というか...なんというか...みんなもそう思ってると思うし。」
ごにょごにょと呟いている神童を見て少し考える。ここに入ったのは半分無理矢理の半分男嫌いのリハビリだ。そう考えるとそういう形からでも、治していくのにはいい方法かもしれない。
『...それもそうかもね。じゃあ、名前で呼ぶよ。拓人...だったよね?』
神童「......」
『...あれっ?もしかして違った??』
神童「あっ...いや、すまない。拓人であってるよ。」
『そっか。よかった。』
人の名前間違えたのかと思うもほっとして、Aは胸を撫で下ろす。
神童「そーいえば、Aと剣城のお兄さん...剣城達とはどうやって出会ったんだ。」
何か会話をしようと思い、ずっと気になっていたことを聞いた。するとAは少し考えて口を開けた。
『病院で会ったの...綺麗だと思った。』
神童「えっ?」
Aは昔のことを思い出す。
今でも鮮明に覚えている。まだ、何も知らない頃の...自分の初恋を。
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蝶華(プロフ) - 風丸&佐久間LOVE♪さん» わぁ、ありがとうございます。頑張って更新していきますのでどうぞよろしくお願いします。 (2018年9月23日 23時) (レス) id: 20a0ebffbc (このIDを非表示/違反報告)
風丸&佐久間LOVE♪(プロフ) - すごく面白いです!毎回楽しみにしています!これからも頑張ってください (2018年9月19日 13時) (レス) id: 65424af2aa (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます。頑張って書いてるのでこれからもよろしくお願いします。 (2018年9月18日 5時) (レス) id: 20a0ebffbc (このIDを非表示/違反報告)
結衣 - すごく面白いじゃないか~!(ノ-_-)ノ~┻━┻ (2018年9月13日 17時) (レス) id: a3f14ad183 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - しゃむ月さん» 本当ですか!!そんなこと言ってもらえると嬉しいです (2012年11月3日 19時) (レス) id: ea405326ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蝶華 | 作成日時:2011年12月24日 19時