76話 ページ34
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『ぶ、Broooock…っ』
Br「ん？」
『え、っと……Broooockは…甘いの、好き？』
Br「へっ？うん、好きだけど…」
『じゃあBroooockともいけるね』
Br「えっ」
『？』
Br「それは…Aちゃんからのお誘い？」
『え、あ、』
あ、私、今なにを……。
私は、ただ、Broooockの寂しそうな顔を見たくなくて……。
『そ、そういうつもりじゃないけど、』
Br「なーんだ。がっくり」
『えっ、で、でもっ、いきたくないわけじゃなくて…その…あの……』
なんて言えばいいんだろう。どうやったら言いたいことってちゃんと伝えられるんだろう？
的確な言葉が見つからないまま、伝えたい気持ちがだんだんあやふやになっていってしまう。
ぱくぱくと口だけ動かす私を見ていたBroooockが突然、耐えきれないといったように吹き出した。
Br「っふ、ふ、ふふ……」
『？？ Broooock…？』
Br「あははっ、そんな顔しないでAちゃん。ちょっと意地悪だったね、ごめんね？」
『ううん…』
Br「今度甘いの食べにいこうね。どうせNakamuのことだからめっちゃ甘いの頼んでAちゃん食べれなかったんでしょ。てゆーかほとんどNakamuに食べてもらったんでしょ〜」
『えっ、そうです…』
Br「ふふ、やっぱり〜。じゃあ僕、Aちゃんの好きそうなとこ探しとく！……二人きりでいこうね」
『うん』
一つ頷くと大きな手がポンポンと頭を撫でてくれる。こうして彼に触れてもらえるのが最近心地よくて、すごく安心する。
『(いつものBroooockに戻ってよかった…)』
こっそりと安堵した私だったが………
頭を撫で続けているBroooockがその顔に優しさを
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作者名：おやすみこ | 作成日時：2022年2月24日 10時
