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2話 ページ3
｢少し持つよ。｣
『え、いや、悪いですよ！！！』
｢いやいや、危ないだろ？フラフラしてるしさ笑｣
そう言ってその人はかすかに笑った。
『…じゃあお言葉に甘えます。』
｢おー、そーしとけ。で？どこに運ぶんだ？｣
『えっと進路指導室です。』
｢んじゃー行くか。｣
そう言って二人で歩き出す。
ふと横を見ると、部活に持っていくような鞄が見えた。
まさかと思い聞いてみる
『部活…』
｢ん？｣
『…部活大丈夫ですか？』
｢あぁ、大丈夫だ。連絡してある。｣
『そう、ですか…』
｢おう。｣
そういう彼だけどでもどうしても申しわけなくてどうしようと考えてると
｢じゃあ、今度なにか差し入れしてよ。｣
『差し入れですか…いいですよ』
｢まじで！？ダメ元だったのに。｣
『いや、手伝って貰ってるので断るなんてしませんよ。それに私、お菓子作りは得意なので…』
｢へぇ、それは楽しみだ｣
『楽しみにしててください。』
｢おう。｣
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