【東卍】ちふゆくんとらぶち

再会 ページ21

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目の前には、千冬君とタケミチ君の他にあの日助けてくれた人とコメカミにドラゴンを彫っている人も立っていた。




マイキー｢あれ、あの日どら焼きくれた子じゃん｣


ドラケン｢へー!オマエが千冬の彼女だったのか｣


武道｢えー!?知り合いだったの!?｣


｢違うの。前にね________｣


あの日あった事をみんなに話した。





千冬｢偶然すぎるだろ。｣


エマ｢いつの間にか皆、会ってたんだ｣


｢ちょっと怖いよね。世間狭い｣



そんなこんなで、みんなで楽しくお話をした。
マイキー君とドラケン君って名前らしい。
ドラゴンさんって似てるあだ名で呼んでたもんだよ。わたし。





｢あ、私そろそろ帰るね。今日は晩御飯の当番なの｣


席を立ってカバンを肩にかける。
マイキー君とドラケン君が｢またなー｣って手を振ってくれてるから振り返す。



｢ヒナまた学校でね！｣


ヒナ｢分かった！またね｣



帰ろうとカフェの出口へ向かっていると千冬君が追いついてきた。
(忘れ物かな)なんて呑気なこと考えてたら｢送る｣って手を繋いでくれた。



｢千冬君…急に繋がれると照れるよ｣


顔を真っ赤にして俯くと、千冬君の手の繋ぎ方が変わったのだ。
所謂 " 恋人繋ぎ " になった為、私の心臓は今にも飛び出てきそう。




千冬｢本当にAは色んな顔を見せてくれるな!!全部可愛いんだけどな！｣


｢うぅ…からかわないでよ｣


千冬｢からかってねーよ。ガチで思ってる｣



千冬君ってこんなにストレートに気持ちぶつけてくれる人だったんだ。

私の心臓本当にもたないかもしれない。

千冬君の一言一言で心臓が掴まれてるくらいに、きゅーってなるよ。









(嫌じゃなく心地いいんだ。)









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