8話 ページ9
.
私はエマが戻る足音が聞こえた。
そのためキッチンに戻り餃子の準備に戻った。
何事も無かったように。
｢………A、あのさ｣
｢佐野くんはまた集会？｣
｢あ、そうそう。本当にあの人達は集会多いよね｣
エマが無理して笑ってる。
きっと私が聞いたら傷ついて、泣くと思ってるからだ。
(本当に…いい子だな。)
｢ごめんエマ、聞こえてたの。私の為に気を使わないで｣
｢っ、ごめんね…｣
｢2人でご飯食べよ！おじいちゃんも誘ったら3人だから平気だよ｣
｢〜〜っ！！本当にマイキーはいい子なの、Aの事を本当に大好きなの。けど………もぉ、私が男だったらな……｣
｢あはは、私もエマが男なら付き合ってたよ｣
テーブルに餃子と中華スープを出してくれた。
本当にAはマイキーの事になると溜め込む。いつか爆発しそうで私は怖い。
エマと遊んでる時にマイキーがたまたま見たAに一目惚れして紹介して、しばらくして付き合って幸せそうだった。
マイキーはね。
Aもマイキーと居ると幸せそうだが、真城さんがいると別。
あの二人の信頼関係と距離感は友達の域を超えていると思う。
別れて欲しくないのに、別れた方がAの笑顔が増えるかな？なんて思いたくない事を思ってしまうの。
｢ねぇ、エビ餃子初めて作ったけど美味しい…っ！私は天才かも！！｣
エマはこの笑顔を守りたい。
________________________
ファミレス
｢マイキー食べないの？｣
｢あ？…んー、オレはいいや｣
マイキーはファミレスに入ってから時間と携帯を気にしている。
(きっと早く家に帰りたいんだよね。)
｢ねぇ、ドラケンも呼ぼっか｣
｢呼ばなくていいよ｣
｢夜は長いから呼ぼ呼ぼー｣
私は携帯を出してドラケンにメールをする。
私はマイキーの優しさに漬け込んでいる。
私の両親はアル中の父親、ヒステリックな母親
そんな家庭環境を知ってか、マイキーは私が家に帰りたくない時はこうやって付き合ってくれる。
Aさんと付き合う前はもっと私を優先してくれてた。
｢佐野くん｣って呼ぶ甘い声、大きな胸、女の子の体つき、見た目の美しさ、どれをとっても勝てる所なんてない。
ファミレスの鏡に映る自分の女の子らしくない姿
(お願い…Aさん、マイキーの前から居なくなって)
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1008人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆる - あぁぁ神作です…続き読みますᕦ(ò_óˇ)ᕤ (2021年11月17日 2時) (
レス) @page35 id: 9b99a694b1 (このIDを非表示/違反報告)
哀 - 性癖ぶち抜かれました…。一虎くんの主ちゃんに対する愛が良き、。主ちゃんもっと病んでくれてもええんやで？()この作品神だ､。これからの展開が楽しみです。頑張ってください！応援してます！ (2021年8月12日 0時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - タカちゃぁあ"ん(>_<)タカちゃんもドラケンも、出来る男ですね(>_<) (2021年8月11日 23時) (レス) id: ab4f0db506 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 最高すぎます！更新待ってます！真冬ちゃんの切なさが、、、。でも真冬ちゃんの悪女感まってます！ (2021年8月10日 11時) (レス) id: 98960ac31e (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 麗さん» 何処でしょう？(T_T)少し修正はしたのですが、、、、 (2021年8月10日 2時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゅん
| 作成日時：2021年8月4日 11時
