10話 ページ11
.
目が覚めると隣にはいとしい人が寝ていた。
(寝顔が可愛い、本当に東京卍會の総長なのか不思議)
私の中の佐野くんは少し子供っぽくて、笑顔がとっても可愛くて、龍宮寺くんや仲間の事が本当に大好きで、私も大切にしてくれる男の子。
｢んん………｣
こうやって寝る時に必ず持ってるタオルケットを握り締めながら、私の胸にうずくまる男の子。
思わず佐野くんの髪をゆっくりと撫でる。
猫っ毛でフワフワしてる金髪
｢……いい匂い｣
佐野くんが一言つぶやくと私を抱きしめる力を強めて再度胸にうずくまる。これが母性本能なのか
(きゅんきゅんと心臓がうるさい……)
________________________
｢おーい！マイキー｣
外から龍宮寺くんが佐野くんを呼ぶ声が聞こえる。
時刻はお昼くらいだろうか、まだ私の腕の中で寝ている佐野くんはモジモジと動くだけだ。
｢佐野くん、龍宮寺くんが外で呼んでるよ｣
｢んー………｣
寝起きはあまり良くない佐野くんは甘えるように私をぎゅうぎゅうと抱き締める。
ポンポンと背中を叩くがあまり意味は無い。
｢入んぞー｣
ガチャと部屋のドアの開く音がする。
そこから龍宮寺くん、真城さん、あと金髪リーゼントの男の子が入ってきた。
｢わああああ！す、すみません！！｣
｢A、オマエはマイキーを起こせよ。｣
｢ち、違うの！起こしても起きないの！！｣
金髪のリーゼントの子は焦ってるし、ドラケンには 怒られるし、真城さんは…私を睨んでるし、みんなそれぞれが色んな反応をしている。
マイキーが私の胸に埋もれている。
部屋に入ったらそんな光景ビックリに決まっている。
｢オラ、マイキー起きろ｣
龍宮寺くんがベットにきて佐野くんに声をかける。
｢んー、ケンチン？｣
｢オマエ、昨日昼から来るって言っといただろうが。｣
｢ふぁ、そうだっけ？忘れちった｣
佐野くんは私から離れて起き上がった。
｢顔洗ってくるー｣と言って私の頭を撫でた後に部屋から出て行った。
部屋から出た後に私は凄い剣幕で真城さんに睨まれている。
眼力で人を殺せるなら私は即死レベルだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1008人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆる - あぁぁ神作です…続き読みますᕦ(ò_óˇ)ᕤ (2021年11月17日 2時) (
レス) @page35 id: 9b99a694b1 (このIDを非表示/違反報告)
哀 - 性癖ぶち抜かれました…。一虎くんの主ちゃんに対する愛が良き、。主ちゃんもっと病んでくれてもええんやで？()この作品神だ､。これからの展開が楽しみです。頑張ってください！応援してます！ (2021年8月12日 0時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - タカちゃぁあ"ん(>_<)タカちゃんもドラケンも、出来る男ですね(>_<) (2021年8月11日 23時) (レス) id: ab4f0db506 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 最高すぎます！更新待ってます！真冬ちゃんの切なさが、、、。でも真冬ちゃんの悪女感まってます！ (2021年8月10日 11時) (レス) id: 98960ac31e (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 麗さん» 何処でしょう？(T_T)少し修正はしたのですが、、、、 (2021年8月10日 2時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゅん
| 作成日時：2021年8月4日 11時
