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騒動も落ち着いて、私は穏やかな日々を取り戻しつつあった。



前みたいな変な気分もなくなったし、なにより前よりも皆と仲良くなることができた。

今まではあまり話さなかった人も、気軽にハーブティーを飲みに来てくれるようになったし.....
かなり充実している。


「.....あ、笑った」
「ふふ.....だって嬉しいから」

隣でハーブティーを飲んでいた零夜は、私の顔をみて言った。

彼がいることも、私が充実している理由のひとつである。


.....私たちは、恋仲にある。


以前急に好きだ、と言われてそれはもう驚いたが.....
実際のところ、私も彼が好きだったのだ。気付かなかっただけで。



.....そして最近、零夜の私に対するスキンシップが異常なほど多くなった。

以前はまあ.....普通に話す、とか。
バトルの時とか.....

常識的な範囲、だったのだが。

最近になって、なんかこう....
抱き着いてきたり、さりげなく恋人つなぎをされたり....

とにかく密着してくる、気がする。


ああ、こんなことを考えている間にも抱きしめられて....


「!!??!?!?え、あ、は、離して!?」
「やだ」

私の肩に顔を埋めてぐりぐりとしてくる。
なんだかくすぐったい。

でも私は彼に甘い気がする。
というか、抵抗したことなんて無いだろう。

こうやって零夜が近くにいるのを確認出来て、ひどく落ち着くのだ。


「....A」
「どうしたの」

「........もう少し、このままでいたい」
「ふふ、良いよ」


....彼もまた、落ち着いてるみたいだ。


----------------


「に、兄様....?」
「............」
「ああっ、兄様がショックで固まってる!」

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設定タグ:零夜 , アダム=ユーリエフ , ソーン=ユーリエフ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:夜蒼空 | 作成日時:2020年4月20日 10時

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