氷砂糖25つ ページ26
リリカがソーンくんやまといちゃんと話していると、零夜くんが話しかけてきた。
Aちゃんにお誘いを受けたんだって。
「あら、零夜が茶会に混ざるなんて珍しいじゃない?」
アダムさんと壮絶な戦いを繰り広げていたマリアさんが、零夜くんに気付いて話しかける。
「今までヴィオレッタさん主催のお茶会にも参加してないよね......はっ!」
「どうしたんだいリリカ?」
リリカは気づいてしまった......!
零夜くんがピリピリしていたアダムさんに話しかけてくれたお陰で、マリアさんも今自由だ......!
「ね、ねえマリアさん、まといちゃん!ちょっと来て!」
不思議そうな顔をする皆だが、少し離れたところでガールズトークをする。
「ねえねえ、零夜くん不思議だと思わない?」
「え?そりゃまあ......よくわかんないこと言ってるもんねえ」
そういうことじゃなくて!
「......もしかして、茶会に来たこと?......あら!」
マリアさんも気づいたみたいで、少し意地悪っぽく笑う。
「な、なんだいなんだい?あたいにも教えてくれよ!」
「多分だけどね、零夜くん......」
ごにょごにょと耳打ちをする。
まといちゃんは途端に顔を真っ赤にした。
.
.
「......れ、零夜がAに恋してるって......!?」
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作者名:夜蒼空 | 作成日時:2020年3月29日 14時