肆拾話 ページ43
莉犬side
街から鼓膜が破れそうな程の轟音がして、なーくんと一緒に家を飛び出した。
刹那、クラクラするほどの甘い匂いが鼻を刺した。
この匂い、どこかで…。
ここからでもみえる。街の中心部に巨大な陰の塊がうねっていた。街の人達の悲鳴や逃げ惑う音が聞こえる。
そういえばあいつら、街に行ったんじゃ…
だいぶマズイ事になった。
一度家に戻ってから急いでありったけのお札と救急セットを持ってもう一度外に出た。
そしたらころんとジェルが帰ってきた。
こ「お兄ちゃん…」
ジ「さとちゃんとるぅちゃんがあそこで…」
な「了解。とりあえず現場に行こう、2人乗りさせて」
そういうか早いか、馬に跨る。
馬を全力で走らせて、やっと着いたところは
生まれ育った街とはかけ離れた姿をしていた。
そんな中、るぅとくんが1人で大量の黒鬼を相手に奮闘していた。さとみくんも一緒じゃ無いの？
『舞え、金色揚羽』
ジェルくんが蝶の群れを呼び寄せて黒鬼の動きを止めて、るぅとくんに駆け寄る。
回復の蝶で疲労や傷を癒していった。
な「陰は俺しか祓えないから俺があそこに行く。ジェルくん、援護よろしくね。莉犬くんはるぅとくんと黒鬼を食い止めて。ころちゃんは街のみんなを避難させて」
そうなーくんがいうところちゃんがパニックを起こしている集団に向かって走っていった。
る「さと兄が既に陰の塊の方にいます。多分さと兄も限界が近いと思うので2人は僕が飛ばします」
そう言ってるぅちゃんはなーくんとジェル君を陰の方に飛ばした。
俺も梅影を召喚して構える。そろそろ蝶もジェルくんについていくだろう。
莉「るぅちゃん、行ける？」
る「余裕です。舐めないでください」
何体の黒鬼がいるんだろう。少なくとも万単位はいってそうな量。
でも大丈夫だよね。俺らは兄弟で、るぅちゃんは最高の相棒だもん。
莉「兄ちゃんがあの陰を祓うまでやるからね、一気に行くよ！」
蝶が消えたのを合図に、梅影を構えてるぅちゃんと黒鬼に向かって攻撃を始めた。
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スイートポテト丸 - ごりらさん» ありがとうございます！やっと構想が固まってきたので続編作りました！是非お楽しみください…！ (2021年9月3日 23時) (
レス) id: 6d2a01aefe (このIDを非表示/違反報告)
ごりら(プロフ) - わー！！！続編おめでとうございますー！！とっても楽しみです…！！ (2021年9月2日 21時) (レス) id: 0c5c330aa8 (このIDを非表示/違反報告)
ごりら(プロフ) - スイートポテト丸さん» えっえっ！？！？すっごい嬉しいです…！うわぁ、、こんなことあるんですね…！良かったらもうひとつの方も…ふふ…。更新ありがとうございます！ (2021年8月28日 21時) (レス) id: 0c5c330aa8 (このIDを非表示/違反報告)
スイートポテト丸 - ごりらさん» ご、ごりらさん…！あの、『帰国したら弟が組長になってた』見てます…！ヒョッ…ありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年8月27日 21時) (レス) id: 6464112a6c (このIDを非表示/違反報告)
スイートポテト丸 - MIRAIさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて何よりです！更新頑張ります！ (2021年8月27日 21時) (レス) id: 6464112a6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイートポテト丸 | 作成日時：2021年8月14日 0時
