32話 ページ34
｢そう言えば、名前聞いてなかったな
俺、松野千冬｣
『へーちふゆって漢字どう書くの？』
｢漢数字の千に季節の冬
ってんな事別にいーだろ｣
『千冬か、綺麗な名前だな
あ、ごめんなさいすいませんでした松野さんって呼びますです』
名前を聞かれたくなくて、必死に逸らした
千冬って名前が綺麗だなって思ったのも本心だからいいよね
千冬｢千冬でいいよ、敬語もなし
堅苦しいの苦手だからな
んで、
まさか俺だけ自己紹介して終わり、とかないよな？｣
黒い笑みです！！
知らねーよ！！
一方的に言ったんじゃんか！！
『...蘭奈、Aです』
けど、怖いから言った！！
千冬｢ん、じゃあ住所教えて｣
『え、なんで...』
千冬｢いや家まで送るからだよ｣
何言ってんだって顔で私を見る千冬くん
『そうじゃない』
最近出会うのは顔面偏差値が高い子ばっかり
千冬｢？｣
でもその子たちは共通していることがある
『名前も言ったのに...私のこと知らないの？』
全員、私を一人の人間として見てくれるのである
千冬｢知るわけねーだろ
今初めて会ったんだから｣
流石にここまで来ると怖いぞ神
『え、ほんとに知らないの？
蘭奈Aよ？
苗字が蘭奈で名前がA』
千冬｢だーから知らねーよっ！！｣
『ほ、ほら周りの人がよく話してない？
治癒能力者の蘭奈Aだー！って
...あ』
治癒能力って言ってしまった
千冬｢え、もしかして中二病...？｣
はい、いらない心配っすね
よかったよかった
『あれ』
よく見ると千冬くんが着ている制服、私と違う学校の所だ
もしや、私が思っているよりも噂が広まってる範囲狭いのか？
千冬｢...変なやつ、なんか腹減ってきた
お、あそこにコンビニある
ペヤング好き？｣
『ん？嫌いではない、かな』
いつもご飯はコンビニだしな
千冬｢奢るから半分コしようぜ｣
そういうと千冬くんは少し先にあるコンビニへ走っていった
"奢る"
ニカッと笑って行ってしまった彼を思い出した
...実は女に慣れてる方ですか？
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緋翠風香 - 梅原裕さん» 1番好き...！？やる気しか出ません 笑ありがとうございます！！ (2021年7月28日 14時) (
レス) id: 19c3c06a9d (このIDを非表示/違反報告)
梅原裕(プロフ) - 東京リベンジャーズの夢小説の中で一番好きです！自分のペースでいいので更新頑張ってください！ (2021年7月28日 11時) (レス) id: a898904401 (このIDを非表示/違反報告)
緋翠風香 - あいかさん» そんなことを言っていただけるとは...！夜眠れるように更新頑張りますね笑 (2021年7月27日 13時) (レス) id: 19c3c06a9d (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 更新されるのが楽しみすぎて夜も寝れません笑笑 (2021年7月27日 1時) (レス) id: 2af93ccd4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋翠風香 | 作成日時：2021年7月25日 13時
