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業side
時計を見るともう次の授業が始まる時間になろうとしていた。隣に目をやるとAがいない。次の授業は…保健。…なるほど、そういう事ね。このE組で唯一ビッチ先生のキスを受けたことがない生徒だし。いつも適当にあしらってるけど疲れちゃったのかな。俺も別に興味ないしフケちゃってもいいよね？
いつも通りの場所に行くと木の上でAが寝てた。普通女子がする事じゃないけどある意味Aらしい。
俺も木に登ってみた。少し風が吹いてAの髪が揺れる。ちょっと気になって髪を触ってみる。すっと指の間を突っかからずに通り抜けていく。
夜『ん…？業…？』
あ、やべ。起こしちゃった。
業「おはよ。」
夜『ん…。』
完全に寝ぼけてるね〜。でもこれ、逆に利用できるかも。
業「ねぇA。」
夜『何…？』
業「好き。」
夜『へぇ。…えぇぇぇぇ！？わっ！』
ドン！
驚きすぎてAが木から落ちた。Aって予想してなかった事をすると思考が一瞬止まっていつもしないようなドジをしたりする。
夜『いってぇ…。』
業「ごめんごめん。冗談のつもりだったんだけどそんなびっくりするとは思わなくて。大丈夫？」
夜『寝起きの頭回らない状態でのそういう冗談はほんとやめてよ…。』
業「じゃあまたやるね！」
夜『お前次やったら地面に埋めるよ？』
業「ごめんて。」
ホントは冗談じゃないんだけどね。でもこんな反応をしてくれるってことは少しは意識してくれてるって事だよね。
今度は地面で寝ようとしているAにいわゆる床ドンをしてみる。
夜『何してんの…？』
業「いーからちょっと目つぶってて。」
素直に目を閉じるA。やばい。可愛い。どっちにしろ俺が落とせれば勝ちなんだからキスくらいいいよね？…そっと唇を重ねた。
夜『ん…？ん！？』
しばらく固まっていた後に顔が真っ赤になるA。いくら恋愛に無知でもさすがにキスは知っていたようだ。ま、今は元々保健の授業だしね…？
夜『ん…ふぁ…ちょっ…カル…マ…！』
ちょっとキツそうなのでキスをやめる。
夜『お、お前は私を殺す気か！』
業「そんなわけないじゃん。それに顔真っ赤。かーわい！」
夜『だまれ。何気に私のファーストキスだし…。』
業「ごっめーん！初めて貰っちゃった★」
夜『絶対謝る気ないだろ。』
割と嫌がられなかったことに驚いてる俺がいる。それにファーストキスだったんだ…。
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桜 - はい。 (2019年4月29日 20時) (
レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 桜さん» お褒めの言葉、ありがとうございます。更新ペース遅いですが楽しみにしていてください。 (2019年4月16日 5時) (レス) id: 95579c86a7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 凄い編集能力ですね！この後どうなるのかなぁ (2019年4月15日 19時) (レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜 | 作成日時：2019年3月31日 11時
