116曲目 神生side ページ23
ときはさかのぼり
学園祭前日
アキラ(袴って動きにくいな…)
Aに着付けをしてもらったあと、特にすることもなく
校舎内を歩いていた
他の生徒は教室で作業をしているのか
誰も廊下には居らず、俺一人の足音だけが響く
しばらくして、丁度あの昇降口から二階にのぼる階段のところ
あの、俺がバカな発言をしたところだ
そこについたとき、俺の他にもうひとつの足音が加わる
足を止めるが、むこうは止まることなくこちらに向かってきていて
長年一緒にいれば、不思議と誰か分かった
近づく足音は俺の少し後ろで止る
アキラ「…どうした………泉」
奏「顔を見ないでも分かるんですね」
あえて振り向かず、前を向いたまま話を続けた
アキラ「ったりめーだろ」
奏「そうですね」
アキラ「おー。何年一緒に居ると思ってんだ」
そう
コイツとはずっと一緒
喧嘩に読書
反省文に風紀委員
やることは違えど、何かと共にいたんだよな
だからこそ、
奏「Aさんは譲りませんよ」
アキラ「その言葉、そっくりそのまま返す」
譲れない
改めて向きなおせば、手袋を取る泉
その手袋をもった右手で俺の頬を
ペチペチと叩く
一瞬意味が理解できないで、泉の顔を見つめれば
不敵にフッと笑った
奏「宣戦布告でもしておきましょうか」
俺を見下ろす笑いに腹が立つ
ギュッと握った手をそのまま上げ、泉を指差す
アキラ「俺に宣戦布告とはな。負けるつもりはねーから！」
白手袋で顔をはたく
その行動は
決闘(ｼｮｳﾌﾞ)の合図＿＿＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
友美桜(プロフ) - あいりんさん» 迷ったあげく一番単純な落とし穴にしました^^最後ゴール寸前だからこそ、『単純』でゲームオーバーしたら悔しいですしね(笑) (2016年7月6日 22時) (
レス) id: 21c775b0eb (このIDを非表示/違反報告)
ごまこ(プロフ) - 友美桜さん» たまーにしか見ないコンビだけど、このコンビも最強ですね！やっぱりアルスってすごいと思うなぁ^ ^ (2016年7月6日 18時) (レス) id: d73e53b2e6 (このIDを非表示/違反報告)
あいりん(プロフ) - 落とし穴w (2016年7月6日 18時) (レス) id: 178c8f01bb (このIDを非表示/違反報告)
友美桜(プロフ) - ごまこさん» 今までの出来事を統計して、結末へと導く奏君と、野生の勘といい穴で危険を嗅ぎ分けるパク君。まさに最強コンビ誕生(`∀´) (2016年7月6日 17時) (レス) id: 21c775b0eb (このIDを非表示/違反報告)
ごまこ(プロフ) - 二人ともすごいw 奏くんはさすがですね(*´ `*) (2016年7月6日 7時) (レス) id: d73e53b2e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：友美桜 | 作成日時：2016年6月1日 20時
