一生君と二人っきりで...【逆先夏目】

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単純に言えば、彼女に恋をしていた




初めて彼女を学園で見た時、胸が締め付けられるような感覚がした


そうだな...明星風に言うと


とてもキラキラしていた



そこまで派手な容姿ではないけれど、可愛らしくて、初々しい



なんだか世話をしたくなるような女の子だったんだ





「 ボクの幼馴染みの桜木Aだヨ｡まぁ、よろしくしてあげてネ 」





幼馴染みの逆先とはいつも一緒で正直羨ましかった

俺が彼女と幼馴染みだったら...ということをたまに考えてしまう




そんなある日、逆先にAは留学した、と伝えられた




そんなまさか？あいつが俺たちに何も言わずにいってしまうわけがない


言いづらくても、弱そうで！強い彼女なら言ってくれる




だから、幼馴染みだから告げられた逆先に聞いてみた


結局、俺たちと直接お別れするのが辛かったから、彼女は黙って行ってしまった



と告げられた


そう、彼女は臆病だから、と言って




でも、俺はそうは思わない

Aは臆病じゃない、臆病だったらきっと、この前まで俺たちと一緒にいないだろう



再び逆先の方を見た


なんだか怪しい表情をしていた

きっと逆先は何か企んでいるのだろう

今日、逆先の家にでも行ってみようか




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