逆先夏目くんに愛されたい＊ 逆先夏目 ＊

　夏目くんにドッキリを仕掛けたい ページ8

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『 夏目くん、私夏目くんに言わなきゃいけないことがあるの... 』



｢ なんだイ、子猫ちゃん。 ｣




ニコニコと微笑む夏目くん


その笑顔はきっと次の私発言で消えることになるだろう






『 実は私_______男の子なの。 』


｢ エっ...? ｣





私がそういうと、私と夏目くんだけの教室は静寂に包まれた


ちなみに私は本当に男の子ではない


正真正銘の女の子だ


そう、つまりこれはドッキリ


夏目くんをドッキリさせよう大作戦なのだ




｢ えっ、とてもそうには見えないけド? ｣


『 む、胸は盛ってるからね... 』


｢ ...そしたらボクは今まで同性と付き合ってたことになるんだけド。 ｣


『 そ、そういう趣味なんだよね... ｣




話があらぬ方向に進んでいる!!



そういう趣味って...私の趣味にあらぬ疑いがかかる


だが今ばらしても面白くない


もう少し頑張ってみるか....と思ったが




｢ フフっ、キミは女の子だろウ、Aちゃん?


　そんなのボクが一番知っているヨ? ｣



『 えっ、いや...違うから!! 』


｢ 今からボクがキミが女の子だということを確認してあげようカ? ｣



『 すみません。嘘です、ごめんなさい。 』





夏目くんにドッキリは効きませんでした





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