逆先夏目くんに愛されたい＊ 逆先夏目 ＊

　夏目くんに壁ドンされたい ページ4

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少女マンガとは、どれだけの女子達を魅了するのだろう




最近は壁ドンなり顎クイなりが流行っているが



昔からさほど少女マンガを読まない私には理解できなかった



それを理解しようと現在、少女マンガを読んでいる





｢ おや、珍しいネ。キミがそういうのを読むなんテ。 ｣


『 たまには...ね? 』


｢ 壁ドンカ...そんなので女の子はどきどきするノ? ｣


『 さぁね、私もよくわかんないな.... 』


｢ 女の子なのニ? ｣


『 女の子だけど。 』




若干意地悪を言われた気がするが気にしないでおこう


それより少女マンガとはこんなにも恥ずかしいシーンがあるのか


後ろから夏目くんが見ているから余計恥ずかしさが増した


あまりの恥ずかしさに逃げたくなり少女マンガを閉じ、鞄のなかに入れ、帰ろうとすると





ﾄﾞﾝｯｯ





『 な、夏目くんｯｯ!!? 』





横には夏目くんの綺麗な手


目の前には夏目くんの顔


突然の壁ドンに頭が真っ白になり、そして顔に熱が集まった





｢ どウ?どきどきしたカナ? ｣


『 しっ、しましたからｯｯ!!どいて!!? 』


｢ フフっ、ダメ、逃がさなイ。 ｣






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