緑色さんと刺青 ページ27
『はあ…えっと、亮平さんはその、刺青、入れてらっしゃいますか…？』
「えへへ、いい質問ですね」
そう言い立ち上がると、きていたシャツを脱ぎ始める亮平さん。
『いや、あのちょっと？話が違うといいますか、完全にこれは怒られるパターンへと向かってますよね？私この流れ知ってますよ、！』
「翔太みたいに強引には襲わないってば〜。ね、見て？俺が刺青入れてるのはここなんだ」
そう言ってネクタイを緩め、少しずつ脱いでいく亮平さんはとても色っぽくて…なぜか見てはいけないものを見ている気分になってしまった。
脱ぎ終わって見せてくれたのは…
左肩から肩甲骨にかけて描かれている、羽ばたく１羽のツバメの刺青だった。
『わ！素敵ですね！！』
…あれ？でも…
『…これ、なんだか翔太さんのと感じが違うと言うか…少し立体的に…なってますか…？』
「よく気づいたね！…実はこれね、傷跡の上から掘ってるんだ」
『え…」
「ラウがうちにくる少し前かな。ちょっと危ない時があってね。俺の作戦だいぶギリギリだったから加勢のために現場に行ったんだ。佐久間やだてさんたちも心配で。その時に。俺普段武闘派じゃないからさ、後ろから襲われそうになってるの気づかなくて、ナイフでそのまま」
『、ッ…」
「その時、だてさん気づいて守ってくれようとしたんだけど、1歩間に合わなくて、それをねずっと後悔してるみたいなんだ。ほら、優しいから…完全に俺のせいなのに…」
『じゃあ、先ほどの喧嘩は…」
「ん。俺が現場に出たいって話を頑なに許してくれないの」
『…そうなのですね…でも涼太さんのお気持ちはすごくよく分かります…私ももうこんな怪我、して欲しくないです…』
「Aちゃん…」
『あの、逆にどうしてそこまで現場に出たいのですか？』
「この件で、現場がいかに危険なのか身をもって知った。俺裏方ばかりで本当に役に立ててるのかなって…自分だけ安全な場所にいて卑怯じゃないかって…色々自信ないんだ」
『そんな事…！！みなさん、亮.平さんのことを信じてるから、安心して命を預けられるのだと私は思います。』
「…そう、かな…」
『絶対そうです！…前こーじさんが言ってました。亮平さんがいないと、この組はとっくに潰れてるって！』
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yozakura0401(プロフ) - rukaさん» rukaさん！ありがとうございます！これからも亀更新ですが、楽しんで頂けたら嬉しいです！ (2021年1月10日 21時) (
レス) id: af552339cc (このIDを非表示/違反報告)
ruka(プロフ) - ヤクザのメンバーもカッコよくて読んでいてしまいました。これからも更新楽しみにしています。Twitterのほうもフォローさせてもらいました。 (2021年1月10日 18時) (レス) id: 13012ce776 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - あやさん» あやさん、なかなか更新できずにすみません！いつもありがとうございます！必ず更新しますので、もう少しお待ちいただけると嬉しいです！！ (2020年12月31日 19時) (レス) id: 333a6a5ae9 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - りのさん» りのさん、お返事遅くなってすみませんでした！ありがとうございます、忙しくて更新できずにおりますが、続きを楽しみにしていただければ幸いです！ (2020年12月31日 19時) (レス) id: 333a6a5ae9 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 続きがすごく気になるっっっっ！！、！！ (2020年12月26日 16時) (レス) id: f8bf0b205c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜 | 作成日時：2020年11月15日 15時
