神宮寺くんは、泣かない【男主】【観音坂独歩】【神宮寺寂雷】【伊弉冉一二三】【碧棺左馬刻】 (ページ6)

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# 手髪ページ6

『独歩…さん…？』
観｢いざ言われてみればちょっと恥ずかしいな…｣
『……そう…僕もう眠い…』
観｢あ、そ…そうだよね、行こっか｣
『……うん』

観｢俺の部屋、無駄にでかいから俺がいない時も自由にしててもらって構わないよ｣
『…ありがと…』
観｢じゃ、おやすみ｣
『……ん』

なんだかんだ言って可愛らしい奴だな
でも確かに…言われてみれば顔が似ている
あいつ…弟いたのか…でも…そうとなれば何故今飴村乱数と一緒じゃないんだ？捨てられた…のか？

『……独歩…』
観｢なんだ？｣
『寝ないの』
観｢あー…俺は仕事あって…明かりついてたら寝れない？｣
『…いや…大丈夫…』
観｢…そう、なんかあったらすぐ呼んで｣
『ありがとう…』

静かになったと思えば、規則正しい寝息が聞こえ始めた。
後ろを振り向けば布団の中にうずくまるAが
小さくなってて可愛い…弟思い出すな…
今何してるか知らないけど…

観｢……大変だったな、お疲れ様｣

そっと頭に触れてみた
先生が頭を洗ってくれたからか、俺らと同じシャンプーの香りがする。
耳にはピアスの穴。

観｢(意外…)｣

一二三のダルダルの服を着て
寝ている姿はいつまでも見ていられた