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# 醒めて ページ42

飴「…もう…いやなんだけど、詩狗嗎が昏睡状態になるの、待ってられない」

幻太郎は仕事があるから帝統とシブヤに戻り

寂雷と一郎、左馬刻と弟くんたち、左馬刻のチームが残った

飴「…幻太郎も、帝統も…寂雷も…みーんな待ってる」

それでも

飴「…遠くに行こうよ…もう今度は誰にも…危険な目に、合わせないからさ…ここじゃ報われない、でしょ?」


あの星空の下でした約束を


飴「………破りたくないんだよ…!」


笑った顔が見たい
君の、笑った顔も、泣いた顔も、まだまだこの脳に焼き付け足りないんだよ


飴「…頼むから…頼むから…!!起きろよ!!」
神「…飴村くん、診察するからって…ちょっと…大丈夫かい?」
飴「…詩狗…嗎…!!起きろ!!絶対!このまま眠ったままなんて…俺が許さない!!…分かった…か…!」


膝から崩れ落ちた
皆が心配している
私も精一杯のことを尽くしているが…やっぱり変わりはない

毎日…鼓動がしっかりと動き始めているのは確かだが…

飴「…なぁ…頼むよ…お願い…」
碧「乱数!!おい、大丈夫だって、こっちこい」
飴「…やめてよ…詩狗嗎……A…!!ねぇ…もう…嫌だよ…」
碧「一郎、リビング連れてくぞ」
一「はいよ」
飴「…ごめん…俺が…守れなくて…!神様なんて…いないじゃないか…!!」



神「……一段と騒がしいね…」


彼は起きない

綺麗な顔を持ったまま眠りについた


神「これ…最初と一緒だね、懐かしいな」


過ちすら


神「もうみんな…君が…醒めないって…思ってる」




何度だって繰り返す



広げた白紙


神「もしそんなことがあるなら…私はどこか、この世じゃないところにでも行こうかな」


歪な方が


神「…冗談だよ。さ、始めようか」


塗りつぶしてく


神「…楽観主義者はドーナツを見て、悲観主義者はその穴をみる…」


忘却を取り戻して


「…………約束を…あの日…みた…』

神「……Aくん…!」

「…なぜ僕に…くだらない…ゴホッ…に…』

神「飴村くん!左馬刻くんも!一郎くんも!!早く!」



心だけがじっと伝わり


熱をくべる篝


羽化していく蛹



碧「…起きたのか…!!」
一「…目、しっかり空いてるな!」
飴「遅い…ぞ…!!」
「……あい…会いたかっ…た…』
神「みんなに連絡しようか」
「…大丈夫…今は…ま…だ…」
碧「なんか、食うか」
神「お茶でもなんでも、用意してくれるかな」
一「了解っす!」

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(プロフ) - 更新頑張ってください!更新されるの待ってますね(^^)v (2020年3月16日 14時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幻路 | 作成日時:2020年3月16日 11時

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