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# 窓 ページ27

Aが来て、もう何週間も経った今。
少し怖いヤクザの方々ともきちんと話をして、和解できた。
乱数のこと…それから…Aのことは話さなかったけれど…
少なくともお互いの疑いやらなんやらは晴れた。



家にも、外の世界にも慣れたAは色々な表情を魅せるようになった。


笑顔…悲愴な顔…怒った顔に…拗ねた顔…真剣な表情までも。


どれも素敵で、人間の様に感じた
いや人間なのだけれど、


どこか自分の中で信じられない__いや、信じてはならない事実が確かに存在していた。


原稿は進まないし、インクはこぼすし…
編集の方には何度も電話越しで頭を下げるし。
何事にも上手くいかなかった。
が…彼らだけはそばにいた。
どれだけ私が拒もうと、嫌おうと、彼らは離れようとしなかった。
むしろこちらに歩み寄り、和解を願ってい







.







夢「…帝統」
有「あっ…バレた…?」
夢「バレたも何も、普通に入ってこればいいじゃないですか」
飴「締め切り間近はなんかピリピリしてるじゃん?」
有「そうだそうだ!」
夢「ふふっ…別に、今は原稿してないんですよ。ただの…日記ですね」
飴「へ〜…幻太郎でも日記書くんだね!絶対全部嘘じゃん〜!」



全部嘘……ね…



『……おはよう…』
夢「今日も記録更新ですね、昨日より二分多い」
飴「おっはよ!ていうかもう晩御飯の用意出来てるよ〜?」
有「冷めちまうぞ〜!!」
『…寒……幻太郎〜…』
夢「えっ…ちょっと……!みんながいる前で抱きつかないでください」



ひょろひょろと立ち上がり、こちらによってきて抱きつく。まるで乱数のよう。
本人は寝ぼけてるんだか…



飴「じゃあ僕達がいない時はもっとイチャイチャしてるってこと!?」
有「まじかよ…邪魔したな…すまん」
夢「ちっ…ち、違う!違いますよ!もう…誤解されちゃったじゃないですか!もう!知りませんよ!寒いとか!そこら辺にある上着でも着ときなさい!」
飴「あっはは〜!!幻太郎お母さんみたーい!」

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(プロフ) - 更新頑張ってください!更新されるの待ってますね(^^)v (2020年3月16日 14時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幻路 | 作成日時:2020年3月16日 11時

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