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# 仰ぐ ページ14

入「理鶯、いつまでサングラスしてるんですか?もう変装はいいと言ったでしょう?」
『変装だったんだ…』
理「そんなにサングラスが似合わなかったのか…」


碧 入「『「(そういう事じゃねぇ…)」』」
碧「あ、一郎の坊やから電話…静かにしとけよ銃兎」
入「っんで俺なんだよっ!!」
理「ははは…そういうところだぞ銃兎」
入「チッ…うるせぇな…」



なんか…漫才みてる?僕、今これほんとに現実…?
世界一仲睦まじいが似合うよこの3人…



碧「あ?なんだ、こっちは順調だけど…はぁ?帰り?寄れねぇよ、弟くんたち行かせろよ、テスト前?甘すぎだろお前…で、何買ったらいいわけ」
入 理『「「(お前が一番甘いだろ…!)」」』
碧「はいはい、分かった分かった、あいよ〜ちゃんとそっちは準備してんだろうな…そうか、じゃ」
入「帰りにどこか寄るのか?」
碧「おー…どっかスーパー寄るの頼むわ」
理「何か買うのか」
碧「夕飯の材料だとよ。ったく…それぐらい自分でしろよな」



僕はこれからどこに連れて行かれるのか…それにこの人たちも…まだちゃんと信用しきれてないし…



入「着いたぞ」
碧「俺と銃兎で行ってくるわ、理鶯とAお留守番な」
『…はい』
理「了解した」



静まり返る車内。
ただお互いに沈黙が続く。ちらっと理鶯さんの方を見てみるが、特に気まずそうなかんじでもないので、僕も気にしないことにした。



『……!!??』


が、その選択が間違っていたのか、急にすんごい速度で理鶯さんに手を握られた


『り…理鶯さん…?』
理「A、だったな」
『そうですけど…』
理「手が震えている、それに手も冷たい」
『…理鶯さんが暖かいだけじゃ…』
理「A、もう躊躇う(ためら)な」
『躊躇ってなんか…少しも…』
理「まだ手が震えているぞ」
『僕…触られるの好きじゃなくて…人との距離感とるのも苦手だし…』
理「小官の目を見ろ」




下を向いていると、顔を(半ば頭)掴まれ理鶯さんと目が合わさざるを得ない状況になってしまった



『なっなんですかっ?』
理「……ふふっ」
『…何がおかしいんですか』
理「表情がかたいからな、解している」
『ほぐしかたって…もんが…ありま…っすよ…!!』
理「頬が柔らかいな」
『僕のほほでたのひまないでくだはい』
理「………」
『(え…?怖い怖い怖い…この人真顔で僕の頬触ってるんだけど、え?なにこれ…カオス過ぎない?!)』

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(プロフ) - 更新頑張ってください!更新されるの待ってますね(^^)v (2020年3月16日 14時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幻路 | 作成日時:2020年3月16日 11時

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