【東堂尽八】好きな子にはモテない山神。×弱虫ペダル

◇お洒落至上主義者…？ ページ6

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東堂「…。」






修作「何だよ尽八、勝ち誇れよ！

　 “ハハッ、俺の勝ちだ！”とか

　 いつもの涼しい顔で言えよ…！」






東堂「…。」






あ「尽八…？」









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どうしたんだろう…




いつもなら、もっとナルシストを前面にウザいk…

いや、うるさいくらいに出してくるのに…。





今は口を閉じて俯いたままだ。








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あ「…！…も、もしかして頭うった！？」




修作「マ、マジか！？…大丈夫か！？尽八！」








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尽八「…大丈夫だ、心配ない。」








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あ「いや！でも絶対おかしいよ！

　 いつもうるさいのに！」






修作「確かにな！よし！今から救急車を…」







東堂「大丈夫だと言っているだろう！？

　 何だ、お前たちは俺の事を一体

　 何だと思っている…！？」







あ「…あ、…ご、ごめん。あまりにも

　 静かなのが珍しかったから…。」







東堂「その真面目なトーンで言われると

　 余計に複雑なのだが…？」








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修作「…んで？どうした？落ち込んでんのか？」






東堂「いや、そうではない。」

　




修作「じゃあ、何だよ。」






東堂「…。」








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東堂「…俺にとって、自転車はどうでもいい物だった。

　 お洒落の方が大切だった。

　 セットした髪が乱れるのが嫌で、ヘルメットを

　 被らなかった。」







東堂「なのに、修作。お前を追ううちに夢中になって

　 最後の局面で俺は…、前髪を邪魔だと

　 言ってしまった…。自分でも驚いている。」









あ・修作「…！」










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この、お洒落至上主義の尽八が…？




いっつもどれぐらい費やすんだってぐらい

髪のセットには時間をかけているのに…？






でも、その言葉が本当なのは…









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東堂「お前は乱れる髪がなくて良いなぁ笑」





修作「…なっ！それは余計だろ！笑」





東堂「ハハハッ…！笑」








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＿＿＿＿＿尽八の顔を見れば、すぐに分かった。










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修作「…尽八。」





東堂「…ん？」








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修作「レース、出ようぜ。」









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東堂「＿＿＿＿…ああ。そうだな。」









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