◇彼らだから応援したい ページ24
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先輩「よーっし、じゃあ早速メニューに移るぞ。
各自用意しろよ〜。
あ〜、そして、福富、新開。」
福富・新開「はい。」
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先輩「今日は俺らと同じメニューで走れ。」
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福富「…!」
新開「…ヒュ〜。」
あ「せ、先輩!それって…!」
先輩「お前らの実力はこの1年で分かった。
俺らと同じでも問題はないだろう。」
福富「はい。」
新開「やったな、寿一。」
福富「ああ。」
あ「凄いじゃん!2人とも!頑張ってね!」
福富「ああ、頑張る。」
新開「ありがとな、A。」
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寿一と隼人は、同じ強豪中学校出身で期待の新星コンビ。
1年生の時から、実力は飛びぬけてはいたが
とうとう2人も先輩と同じメニューをこなす。
それはつまり、去年のインハイ出場を果たした
先輩に認められたということだ。
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あ「凄いなぁ…。」
荒北「ハッ、俺だってすぐに追いつくし。」
あ「アンタはとりあえず体力をつけないとね〜」
荒北「ウッセェ。」
あ「寿一に追いつく、ましてや一緒に走るんでしょ?
頑張んなよ、靖友。」
荒北「……ぉぅ。」
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あ「(ホント、寿一のことは認めてるんだなぁ…。)」
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靖友は中学校2年生まで野球部だった。
だが、突然の怪我で退部をすることになり
高校も野球部がないという理由でココを選んだらしい。
そして、しばらくは荒れていたらしいが
去年寿一と出会って、ただ素行の悪かったヤンキーが
自転車というものに出会ったのだ。
靖友本人曰く
「福ちゃんは、
俺に…、現実・常識がひっくり返るのを見せつけた
俺が唯一認めている人間だ。」
…なのだそうだ。
そして、彼は今もこうしてその寿一に追いつくために…
そして一緒にレースに出るために日々頑張っている。
そんな彼だから…
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荒北「…Aチャン。」
あ「…ん?何?」
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荒北「…タイム、頼むわ。」
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あ「うん、了解。」
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私も心から、応援しているのだ。
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りら。(プロフ) - 少し手直ししてます! (2022年4月28日 11時) (レス) id: d67b6f1530 (このIDを非表示/違反報告)
りら。(プロフ) - 悠人くん🐣さん» コメントありがとうございます!!頑張って更新します!これからも楽しみに待っていてください! (2022年3月20日 22時) (レス) id: d67b6f1530 (このIDを非表示/違反報告)
悠人くん🐣 - 続き待ってます‼ (2022年3月16日 14時) (レス) @page36 id: 80affee4b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りら。 | 作成日時:2022年2月2日 15時