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『総悟は、大丈夫……?』
『当たり前
こんなんじゃくたばんねーよ』
俺を誰だと思ってんだ、と自慢気な笑みを浮かべる
それにそうだね、と返して
一呼吸、間を開けた
『……ありがとう』
助けに来てくれて
『どー致しまして』
そう言って、首の後ろで手を組み
ベッドの背もたれに寄りかかる
私は膝の上に置いた手に力を込めて強く握り
深く息を吐いて、彼を見つめた
『……あの時、どうして来てくれなかったの』
絞り出した声に
彼は眉をひそめる
私は最低なんだ
あの時は来てくれなかったくせに
どうして助けに来てくれてんだって思ってしまったのだ
『気づいてたんでしょ……?』
これから、私の答え合わせを始める
あの時の、お互いの気持ちの答え合わせ
『話したいことがあるって……
総悟は、私が総悟に好きって言うつもりだったって分かってたんでしょ?』
だから、来てくれなかったんだよね
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きなこもち - 引退してしまうんですか。......私はこの作品が一番好きです。 (2018年1月13日 21時) (レス) id: 2e5a3c9fa8 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - アルハさん» ありがとうございます(^^)続篇に移行しました!これからも応援していてください! (2016年11月22日 21時) (レス) id: 302a4dfff8 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ(プロフ) - 沖田・・・!!!続き楽しみです!!!これからも応援してます!!! (2016年11月20日 11時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - シャケさん» ホントですか?!わーい(^^)嬉しいです。ありがとうございます (2016年11月14日 23時) (レス) id: d790bda945 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - j-oiku*さん» どうもありがとうございます!!頑張っていきます! (2016年11月14日 23時) (レス) id: d790bda945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2016年10月24日 20時