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『お手柄だな』
土方さんの言葉に
総悟はふっ、と鼻で笑う
『早くAを救急車に乗せて下せェ』
ほら行け、と私に顎で示した
『お前の方が重症じゃねーか』
『俺ァ大丈夫なんですよ』
だが、私は乗らないと首を振る
そして土方さんと目線を合わせるように彼を見上げた
『総悟を、先に……』
『……そうさせてもらう』
お前は車で病院送ってくから
そう言って、近くにいた隊士を呼んだ
『おい…』
なかなか動こうとしない総悟に
今度は別の男の人が来る
『総悟、ご苦労さん
彼女もこう言ってるんだし、早く乗れよ』
な、とその人は総悟を見つめた
この人は確か、真選組で一番偉い人だった気がする
総悟も逆らえないのか
彼の言う通りに立ち上がって、救急車へ向かった
しかし不意に、私の方へ振り返ったかと思えば
何も言わずに、また歩き始める
その時の彼の顔が、どこか悲し気に見えて
思わず総悟、と呼び止めてしまいそうになり
私はそれをぐっと堪えた
隊士の人に手を借りて、私も車へ向かう
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きなこもち - 引退してしまうんですか。......私はこの作品が一番好きです。 (2018年1月13日 21時) (レス) id: 2e5a3c9fa8 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - アルハさん» ありがとうございます(^^)続篇に移行しました!これからも応援していてください! (2016年11月22日 21時) (レス) id: 302a4dfff8 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ(プロフ) - 沖田・・・!!!続き楽しみです!!!これからも応援してます!!! (2016年11月20日 11時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - シャケさん» ホントですか?!わーい(^^)嬉しいです。ありがとうございます (2016年11月14日 23時) (レス) id: d790bda945 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - j-oiku*さん» どうもありがとうございます!!頑張っていきます! (2016年11月14日 23時) (レス) id: d790bda945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2016年10月24日 20時