【銀魂】絶 対 零 度 の 恋

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声が、聞こえた気がした



俺の名を呼ぶ、何度も聞いたことのある声






赴くままに進んで辿り着いたのは、アイツの店の前





ふと、地面に視線を落とせば



まだ真新しい血痕が数滴落ちていた



もう一度店を見ると


立て看板は出ているのに、鍵は閉まっている





……おかしい



嫌な予感がして


背中に汗が伝った




アイツは無事なのか



気が付けば扉の隙間から刀を落として鍵を切っていた




……わりーな


後で直してやるからよ




ゆっくりと扉を開けて


慎重に中を探る




すると、奥の厨房から男の声が聞こえてきた









『お前、確かケーキ屋だったよな？』






危ない、と悟った俺は



声のする方へ駆ける





『やめろ』




男の後ろ姿に声をかければ



しまった、という舌打ちをした





『沖田総悟…！



こうなったら、お前も道連れだ』




俺に歯向かおうとして、狼狽えたかと思ったが



振り向いて、Aへ刀を突き刺そうとする





身体が、自然に動いた

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