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その日はいつもと違ったんだ。
早朝に玄関から「ただいまー」って声がきこえて、
布団から顔を出して居間の隙間から覗くと、
前髪をかきあげるのが見えた。
あ、疲れてる。
私と目が合うと笑みを浮かべてこっちにきた。
「会いたかった」
そう言って私を抱きしめる彼に私は布団から手を出して、
香水の匂いなんかしないフリをして抱きしめ返す。
それがいつものパターンなのに、今回はそれができなかった。
彼の耳の後ろには紫色の痣があったから。
バカな私でもそれが何かわかる。
今までは香水だけだったのに、こんなにはっきりと形に残されたのは初めてだった。
抱きしめ返さない私を不審に思ったのか、テテは「どうしたの？」ときいてきたけれど、
私は「眠い」とだけ返す。
二人で小さな布団にくるまる。
私はテテに背を向けて、テテは後ろから私を抱きしめた。
布団いっぱいにまとわりついてくる香水の匂いに吐きそうになった。
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Selogd(プロフ) - なんか切ないです(/ω＼)更新楽しみに待ってます(^^♪ (2018年5月1日 18時) (
レス) id: dbb2a44d3f (このIDを非表示/違反報告)
れー - なんだか泣きたくる切ない展開とても惹きこまれます。更新楽しみにしてます。 (2018年4月29日 19時) (レス) id: 8f9d951721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haylee :D | 作成日時：2018年3月19日 17時
