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────夢を見た。
「ぶつかってみてください!」
「全部変える必要はないんじゃないですよ!」
「先輩は、先輩の生きたい通りに生きていいんです。それは、先輩の権利です」
「迷ったっていいんです、挫折したっていいんです。先輩には、慕ってくれる存在がいる、努力で輝く才能があるんですから!」
「神がかった努力家以外に何て言えばいいんでしょう…?」
「怖い?どうして?」
「めっちゃ綺麗な髪ですよ!」
「先ずはジャミル先輩の強さの“中身�瓩鰺�解しましょう?」
「絶対に、皆さんは可哀想なんかじゃない!
寧ろ、胸を張っていいんです！」
その言葉を言ったのは、確かに
「つーか佐々木、それは無いんじゃねーの?」
「ローズハート寮長やキングスカラー先輩が変われたのも、殆んどユウのお陰だ。上っ面だけで判断せずに、ユウは全員の奥の奥まで知った上で言葉を選んでる。良くも悪くも、佐々木とは違うんだ」
「と言うか、まだ反省してなかったのかよ佐々木」
監督生さんへ投げられた筈の言葉が、軽蔑するような視線が、自分に投げられる。
親しかった筈のNRCの全員が、今となっては佐々木の敵だった。
彼女が、監督生さんが笑っていた。当然だとでも言うように。
＿＿＿大切な人に、名前を読んで貰えないのは、こんなにも悲しいのか。
モブであることを望んだ。だって、それが分相応だから。佐々木と呼ばれ、時には認識すらされない、彼らとヒロインの
それが、夢だった。
誰とも親しくならなければ、佐々木から人が離れていって、苦しむことも、悲しむことも、何もない筈だから。
────親しくならなければ良かったのに。
彼らのオーバーブロットに関わる前の佐々木なら、きっと『佐々木はモブなので認識すらしていただかなくて結構です。なので殺意を向けないで下さい、佐々木です』何て言葉を並べていただろう。
親しくなってしまったから、
仲良くなってしまったから、
隣にいたいと、願ってしまったから。
『佐々木は……幸せだったんですね』
モブには、あまりにも幸せすぎる夢だったのだ。
大きな愛で包まれる、夢だったのだ。
その対価がこれなんて、笑えないけれど。
『───主人公に、なりたかった』
主人公を夢見た、少女の話。
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コンソメポテチ(プロフ) - なんか知ってるキャラいるなぁって思ってたらめっちゃ好きなラノベの佐々木さんでびっくりしました。 (2020年11月4日 19時) (
レス) id: 48136d59b2 (このIDを非表示/違反報告)
否羅(プロフ) - 佐々木ファンになりそう…更新待ってます！！！ (2020年11月1日 16時) (レス) id: 9fc179e20a (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年10月27日 10時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
re：アガサ・クリスティ(プロフ) - 乃亜さん» 佐々木親衛隊にようこそ…← (2020年10月26日 16時) (レス) id: 285fa6164a (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - うっ、佐々木と友達になりたい。頭撫で撫でしたい。セコム達に混ざるでもいい！！← (2020年10月26日 9時) (レス) id: 04cc2a38ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：re：アガサ・クリスティ | 作者ホームページ：なし
作成日時：2020年10月15日 19時
