小さなプリンセス〜Special Story〜

16話―勝利の彼女― ページ27

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勝利side


風「やっぱりな、グルだよな」


健「今日２人にしなくて良かった」



少し離れた所から２人を見守っていると

瑠璃さんが璃子ちゃんの髪を鷲掴みにして怒鳴りつける。



璃子「もう、やめよう、、」



そんな状況でも、璃子ちゃんはそう言い続けた。



風「どうゆうことだよ」


勝「、、、」



話は進み、、



瑠璃「勝利。今この建物にいるんでしょう？」



璃子ちゃんの髪から手を離した瑠璃さんはそう言って

建物の入り口を探し出す。



健「勝利、なかにはいって「やめて！！！！！！！！」



２人のほうを見ると、瑠璃さんの足にしがみついて泣いている璃子ちゃんの姿。



璃子「お願い！勝利には、、勝利君にはなにもしないで！！！」


瑠璃「あんた、本気であの男のことが好きになったわけ？」



そう言って鼻で笑い、足元の璃子ちゃんを蹴り飛ばす。



勝「ッ、、、」

風「まて。俺警備員呼んでくるから。お前らは手を出すな」



瑠璃「あの女に手だしたら、大好きな勝利君に嫌われちゃうから？笑わせないで。」


璃子「あの人に、、手を、、だしたら、、勝利君が、、悲しむ、、」


瑠璃「じゃあなに。私のこのイライラ、あいつらの代わりにあんたが発散させてくれるの？」


璃子「、、勝利君に、、何もしないって約束、、して、、」



もう服も汚れて血も出ていて

ぼろぼろの君はそれでも立ち上がろうとする。



瑠璃「ふぅ〜ん。じゃあお言葉に甘えて」



瑠璃さんの足が上がったとき



健「勝利！！！」



「俺」は、、走り出していたんだ。


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