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次の日、私は前日のクリスマスパーティーの片付けをしていた。
赤井さんはというと、少しお酒を飲みすぎたらしく、二日酔いで頭痛が酷いらしい……
ざまあみろ
私はそう思ったが、声に出そうだったところを慌てて押し込めた。
危ない。
赤井さんは、ああいうところは地獄耳だ。
聞かれでもしたら一巻の終わりだ。
はぁぁぁー
流石に昨日までパーティーやらなんやらでバタバタしていた家が急に静かになったので少し違和感がある。
お昼すぎ……
『赤井さん!お茶の時間にしましょう』
私はそう言って赤井さんを呼びに行った。
ドンドンドンドン
ドアを叩いたが、全く反応がない。
『赤井さん。入りますよ』
そう言って私は、赤井さんの部屋のドアノブをねじった。
中に入ると、窓が空いていた。
窓の近くで風を浴びていたのは赤井さん。
『赤井さん、あれだけ呼んだんですかあれだけ呼んだんですから、返事くらいしてくれればいいじゃないですか?』
私はそう言って赤井さんの隣に行った。
「悪いな。昔のことを思い出していたんだ。」
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作者名:妖狼 | 作成日時:2021年7月26日 17時